『World of Tanks meets ガールズ＆パンツァー』ボイスパック収録現場に行ってみた
上坂すみれさんに直撃取材、WoTの新ボイスはノンナだった！
2014年05月08日 21時00分更新
World of Tanksでは、愛すべきソ連戦車たちを思う存分操れる
カチューシャ関連のみテンションが変わる演技に注目
―― ノンナらしく隊長のカチューシャを心配するようなセリフもありました。
上坂 「ノンナさんはカチューシャのために生きてるようなところがあるので、そこは人間らしいというか、普通のテンションで演じています（笑）。通して収録したのですが、カチューシャに関するセリフの部分だけテンションが上がって、操縦手とか通信手のことはどうでもいいみたいな態度なので、その落差が面白かったですね（笑）。カチューシャにだけ熱がこもっているのをぜひ聞いて頂きたいです。
個人的にはセリフというか、カチューシャのボイスパックもあったらいいなと。ノンナとカチューシャの会話みたいのがあったらすごく楽しいんじゃないかな」
―― ボイスパックは日本語とロシア語が入り混じって聞こえるということで、何を指示されているかかわからない場面もありそうですね。
上坂 「はい。日本訳で『敵です、注意を』っていうセリフをロシア語で言われても、わからないですよね？ 敵が来ていることに気づかず、撃たれてしまうこともあるかもしれないので、気をつけてください（笑）」
―― World of Tanksをプレイされた経験は？
上坂 「以前、WoTのイベントに出させて頂いて、そこで初めてプレイしました。ミリタリー好きの私がなぜミリタリー系のゲームが苦手かというと、遊んでいくうちに戦車にどんどん傷がついていって壊れ方のリアルさに胸が痛んでしまうんです」
すらすら戦車の名前が出てくる！ 上坂さんのロシア戦車愛
―― 好きなロシア戦車を教えてください。
上坂 「BTシリーズはBT-2/5/7とシリーズ問わず全部好きですね。また、クラシカルなT-34やその周辺の系列の戦車も。最近の“リアクティブアーマーがめっちゃ付いてる”とか“スラロームがすごく速くできる”よりも、“鉄の棺桶”的な戦車が好きなので、独ソ戦前後の戦車をひいきしていますね」
―― T-34の可愛さはどこにあるのでしょう？
じつはスタッフ側もロシア語会話を理解できないため、ロシア語収録パートの演出は上坂さん自ら担当している。『もし、後で間違いに気付いたら撮り直しに来ます』と意気込み十分！
上坂 「T-34は“ミッキーマウス”と呼ばれる独特なハッチ形状の戦車です。性能もスタンダードかつ優秀なので、むりやり人間に例えると“クラスの学級委員”的なポジションになると思うんです。
ソ連戦車ってわりとポンコツがいっぱいで、そのなかに突然（T-34のような）傑作が現われることが多い気がするんですけれど、そう考えると学級委員ポジのT-34はさぞかし苦労しているのではと（笑）」
―― 最後に、World of Tanksのファンへ向けてメッセージをお願いします。
上坂 「まさかのノンナさん登場ということで、大洗女子学園ではないキャラクターでプレイできるようになります。
ノンナさんの指示は的確ですが“ブリザードのノンナ”なので冷たいです。負けたらすごく悲しくなると思うし、勝ってもそんなにほめてくれないので、『もう何だよ、このぶっきらぼうな奴！』って怒らないでください（笑）。
ノンナさんはそういう冷たい人ですけどとても優秀なので、プラウダ高校の生徒になった気持ちでノンナさんの指示に従ってですね、ぜひ勝利を収めていただきたいなと思います」
―― 上から言われるのが好きなドMプレイヤーには最高です！
上坂 「それはレベル高いですね（笑）」
(C) Wargaming.net
(C) GIRLS und PANZER Projekt
