米グーグルでは、自動車の自動運転プロジェクトの一環で路上走行テストを実施しているが、現地時間28日の公式ブログでの投稿で、昨年から取り組んでいる市街地走行テストの進展を明らかにした。
市街地走行テストは、米カリフォルニア州マウンテンビューで実施している。公式ブログでは、自動運転機能を備えたグーグルカーを撮影したYouTube動画も公開し、市街地を走行するテストのようすを紹介。市街地走行の前にテストしていた高速道路の走行に比べると、道路標識が多く交通ルールも複雑で、車以外に自転車や人が道路を通り、障害物もあり、対応しなければならない課題が多い。
しかし、ソフトウェアを改善し、歩行者やバスを認識し、自転車に乗るサイクリストが示すジェスチャーなどを検知することが可能。人間の目では混とんでランダムに見える街の交通状況が、コンピュータではかなり予測できるようになったという。他の街で走行テストを行うにはまだ、マウンテンビューで解決するべき課題が残っているものの、2年前に路上走行テストを開始した当初に困惑していたころよりは、クルマを自律的にナビゲートできるになり、クルマの自動運転の実現に向けてプロジェクトは着々と進んているようだ。