前へ 1 2 次へ

やたらとハイスペックな「NEXTGEAR-NOTE i1110」を使ってみる

いわゆるノートPCとは一線を画すスペックと値段

64万円台の凶悪なノート「NEXTGEAR-NOTE i1110」が届いた

文●林佑樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

17.3型ディスプレーを備える「NEXTGEAR-NOTE i1110」

 ある日のことである。編集部から特に連絡もなくノートPCが届いた。パッケージにはマウスコンピューターG-Tuneロゴがあり、開封したところ、そこにあったのは17.3インチの凶悪なヤツだった。これはプレゼントか!わーい!と編集部に確認したところ、「違うに決まってんだろ。しばらく使って記事をよろしく」とのこと。

 届いたノートPCは「NEXTGEAR-NOTE i1110」G-Tuneに属するゲーミングノートとしては最高ランクの製品だ。先に価格を提示しておくと、いま手元にあるモデルは「NEXTGEAR-NOTE i1110PA1-SP3」であり、価格は64万9800円(税別)である。地球外生命体と宇宙大戦でも始めるつもりなのだろうか、やりすぎじゃないかな(褒め言葉)。

 ともあれ、まずはスペック。ノートPCとしては最強クラスであり、CPUはCore i7-4940MX エクストリーム・エディション(4コア8スレッド)、メモリは32GB PC3-12800 (8GB×4/デュアルチャネル)、ストレージはSSDで4TB(RAID 0)、そしてグラフィックスはGeFroce GTX880MでSLI構成……とまぁ、ノートPCに最高のスペックを入れましたという構成で、価格も納得。

 また、ストレージの構成が驚きだ。mSATA接続の1TB SSD Samsung 840 EVOシリーズ×2と、Serial ATA III接続の1TB SSD Samsung 840 EVOシリーズ×2でRAID 0を構成する変態っぷり。ちなみに、ストレージをSSD+HDDに変更したり、メモリを16GBに減らすなどして価格を30万円台まで抑えられるので、構成を検討したほうが現実的だ。

主なスペック
製品名NEXTGEAR-NOTE i1110
CPUCore i7-4940MX エクストリーム・エディション(3.10GHz)
チップセットインテル HM87 Express
メモリー32GB PC3-12800(8GB×4/デュアルチャネル)
ディスプレー17.3型フルHDノングレア
グラフィックス機能GeForce GTX 880M SLI
ストレージRAID 0 4TB(mSATA 1TB SSD×2 + 2.5インチ 1TB SSD×2)
光学式ドライブBlu-rayドライブ
通信機能IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 + LE 準拠モジュール
インターフェースI/O端子、USB 3.0端子×4、USB 2.0端子(eSATAポートと共用)、DisplayPort端子、mini DisplayPort端子、HDMI端子
カードスロットマルチカードリーダー(SDメモリーカード《SDXC/SDHC含む》、メモリースティックPro《Pro duo含む》、マルチメディアカード対応)
WEBカメラ200万画素
サウンド機能ハイ・ディフィニションオーディオ、Sound Blaster X-Fi MB3、ヘッドフォン端子、マイク入力端子、ライン入力端子、SPDIF端子(オプティカル/ミニジャック)
本体サイズ/重量幅419×奥行293×高さ49.7mm/約4.5kg
バッテリー駆動時間約2.5時間
OSWindows 8.1 Pro(64ビット)


マウスコンピューター/G-Tune

 

(次ページ、「ゴツい外観を見る」に続く)

前へ 1 2 次へ