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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第352回

「Nikon 1 V3」で猫の舌が出てる瞬間を狙え!

2014年04月25日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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Nikon 1ならでは!? 猫と一緒に歩きながら撮影

 さて、別の場所に移動すると、撫でられ猫発見。遊びにきてた女性に撫でられておりました。

 猫がびっくりしないようにそっとすぐ横にしゃがんでそっと撮らせてもらいました。ちなみに、Nikon 1をサイレントモードにするとほぼ無音で撮れます。ヤバいくらい静かです。

人に慣れてる若い猫。買い物帰りらしい女性に首筋を上手に撫でられて気持ちよさそうにしておりました。こういうとき急に近寄ると猫がびっくりするので注意(2014年4月 ニコン Nikon 1 V3)

人に慣れてる若い猫。買い物帰りらしい女性に首筋を上手に撫でられて気持ちよさそうにしておりました。こういうとき急に近寄ると猫がびっくりするので注意(2014年4月 ニコン Nikon 1 V3)

 私も負けじと別の場所で撫で猫。左手をあごの下に入れて撫でながら、右手で撮影。片手撮りのときって細かいセッティングができないからカメラ任せになっちゃうのだけど、ちゃんと猫にピントが合ってて気持ちよさそうな顔が撮れててよかったよかった。

こちらは私が撫でております。左手であごの下を撫でたら頭をぐいと下げて押しつけてきたので、枯れ葉に隠れちゃうところでしたよ。カメラが軽いと片手撮りもしやすくてよし(2014年4月 ニコン Nikon 1 V3)

こちらは私が撫でております。左手であごの下を撫でたら頭をぐいと下げて押しつけてきたので、枯れ葉に隠れちゃうところでしたよ。カメラが軽いと片手撮りもしやすくてよし(2014年4月 ニコン Nikon 1 V3)

 最後はNikon 1らしいといえばらしい写真を。

 歩いてる白猫を撮ろうと思い、横を一緒に歩きながら連写したのだ。

 猫の真横を歩きながら撮る。これ、腰にきます。何しろカメラを猫の高さにしたまま同じスピードで歩かねばならないのだ。

 当然、画面も見られないので、構図は勘。ピントは「カメラさんよろしく」。だからNikon 1のようにAFが速くて正確だと助かるのである。

 そして、親指をシャッターボタンにあてて右手でカメラを持ち、右腕をだらんと下にたらし、それでも足りないので腰をぐっと90度ほどかがめて(横からみたら田植えのポーズに近いかも)、一緒に歩くのである。

 そんな猫と一緒に歩きながら撮った写真をどうぞ。

長毛な白猫。人なつこくはないんだけど、一緒に歩く分には大丈夫でした。歩く猫の姿って動物のしなやかさがいい(2014年4月 ニコン Nikon 1 V3)

長毛な白猫。人なつこくはないんだけど、一緒に歩く分には大丈夫でした。歩く猫の姿って動物のしなやかさがいい(2014年4月 ニコン Nikon 1 V3)

 こうして観ると、小型軽量でサクサク撮れるカメラって偉大だなあと思う。じっくり撮る大きなカメラに画質ではかなわないけど、今まで撮りそびれてたタイミングで撮れちゃう機動力はほかに代えがたいものがあるのだ。

 それはそれでよいものである。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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