実際に走って自分の走りをチェック!
早速、筆者も実際に走ってドライブロガーのデータを採取することにします。気合を入れてレーシングスーツなんぞを着込みましたが、実はレーシングシューズを忘れてきてしまいスニーカーでのドライブです。
富士の国際レーシングコースを走るのが久しぶりすぎで、なおかついきなり計測ラップ! せめて完熟走行を10周くらいさせてもらいたかった。という言い訳を前置きにしてコースイン。
ピットアウトでホワイトラインカットなんてドラテク以前の問題だぜ! なんてことを思いながらいきなり立ちはだかる1コーナー。ぐわーっ、曲がりながら下る!
そこからコカコーラコーナーへ向かう下りでミラーに写る白い影。
その白い影は、講師陣が同乗走行をしている86/BRZ Raceマシン。と思ったらいきなりインから抜いてったぁ! は……、速いっ。
講師陣だけではなく、レッスン参加者のレベルも違いすぎ。皆さん、マジで速い(筆者比)。次から次へと抜かれていくので、ミラーばかりが気になってしまい、シフトアップを忘れてレブを当てちゃうし、300Rで軽く外に出ちゃうしで散々なロガーデータになったと思われます。
計測ラップも終わってピットに戻ろうとするラップのダンロップコーナーで、またもや講師陣の同乗走行に抜かれたぁ! 3周で2回も抜かれるとは情けなさすぎる。
筆者の情けないロガーデータの比較用に、プロの講師陣のデータもいただけるということで、影山選手のロガーデータを指名したところ、同乗走行でのデータ採取となりました。アウトラップから計測を含め3周の同乗を体験させていただきましたが、もう異次元です。筆者の感覚では、これはドリフトなのではないか? というくらいの攻めっぷり。しかし、前方にレッスン参加者のクルマがいれば修正しながら華麗に抜いていく。やっぱりグリップしているんだ、と気づかされる場面です。
それはもう、とんでもない向きでコーナーリングし、ラジアルタイヤとは思えないほどの横Gを体験しましたが、不思議と怖いとは思わない。むしろ自分で運転しているほうがよっぽど怖いくらい。さすがプロレーサーは違います。