このページの本文へ

客が店とLINEする新機能など、LINEのビジネス活用強化

2014年04月24日 05時28分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 無料通話・メールアプリ「LINE(ライン)」を展開するLINEは24日、ビジネスユース向け公式アカウント提供サービス「LINE@」を5月中旬にリニューアル強化すると発表。事前受付を開始した。

「LINE お店ページ」のイメージ

「LINE お店ページ」のイメージ

 ビジネスアカウントLINE@は、LINEユーザーを飲食・アパレル・美容・宿泊施設などの実店舗へと導く「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」プラットフォーム。2012年12月のサービス開始以来、現在、アカウント開設数は3万件以上にのぼり、LINE@から配信されたクーポンを来店時に利用するユーザーも約40%を占めるという。

 今回の強化策として、まずは各店舗に「LINE お店ページ」を提供。メニューやクーポン、写真・動画などの店舗情報を、ユーザーがLINEもしくはネット上で閲覧できるようにする。

「LINE お店トーク」のイメージ

「LINE お店トーク」のイメージ

 また、LINE同士が「トーク」機能でコミュニケーションをとる感覚で、ユーザーと店舗が双方向でメッセージを送りあえる「LINE お店トーク」機能(既存のLINEトークとは異なる)を新たに搭載。さらに、国内外の固定電話やLINEアプリを利用していない携帯電話へ、LINEユーザーが低料金で電話をかけられる「LINE電話」との連携機能も用意。「LINE電話」からLINE@加盟店舗に発信した場合は通話料が無料になるフリーダイヤルを期間限定で無償提供する。

「LINE@」の新料金プラン

「LINE@」の新料金プラン

 LINE@はこれまで月額5000円(税抜)の有料版となっているが、月額無料でアカウントが利用できる無料版(スタンダードプラン)も新たにラインナップ。無料版ではメッセージ配信数に一部制限を設けているが、「LINE お店ページ」の掲載・編集、問い合わせ対応、メッセージ配信など、主要機能をすべて無償で利用可能できる(初期費用は有料版/無料版ともに無料)。

 いまやLINEアプリの登録ユーザー数は世界で4億を突破。日本国内でも5000万人以上におよぶ。今回、サービスが全面強化されることで、LINE@加盟店は膨大な数のLINEユーザーを自店の顧客として取り込めるチャンスがさらに広がる。

■関連サイト

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中