柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第162回

iPhoneをクレジットカードの決済端末にするワザ

メニューを作成することも可能

　あらかじめメニューを選択しておき、タップするだけで会計に追加することが可能。スマホ版では商品ごとに値段を付けたり検索することができるうえ、iPad版では商品カテゴリーやお気に入りページも作成できる。即売会や屋台などで売り物が決まっている場合は登録しておこう。

下段中央のアイコンをタップし、「編集」を開く

＋をタップする

商品名や価格、詳細を入力する。「編集」をタップするとビジュアルの編集画面が開く

ラベルの色を選択したり、サムネイルに表示する画像を選択する

登録できたら「保存」をタップする

商品リストができた

メニューからタップするだけで会計できる

商品名が履歴に残るので管理しやすい

消費税を管理する

　税金の管理をまかせることも可能だ。内税、外税のどちらにも対応しており、これまで通り価格を入力するだけでいい。消費税は8％となっているが、初期設定では無効になっているので、忘れずにチェックしておこう。

「設定」画面から「税金」を開き、＋をタップする

消費税を設定し、内税もしくは外税を選ぶ。商品ごとに設定することも可能だ

商品を追加すると、自動的に消費税も計算してくれる

カード番号の直接入力でも利用できる

　カードをうまくスキャンできない場合は、番号の直接入力も可能だ。しかし、その場合は、決済手数料が3.75％と0.5％高くなる。これは、番号だけで決済すると、不正使用によるリスクが高まるため。できるだけ、スキャンで決済するようにしよう。

「お会計」をタップする

「カード」をタップする

カード番号を手動で入力し、「お会計」をタップする

　個人で何かを売っていた人なら、大注目の「Square」。現金だけでなく、クレジットカードにも対応すれば販売チャンスが倍増する。もちろん、飲食店など中小零細事業者にもぴったり。初期投資や固定コストがかからず、手数料も3.25％と安いのがうれしいところだ。興味があるなら、さっそく申し込んでSquareリーダーを手に入れよう。

筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」（翔泳社）「Twitter Perfect GuideBook」（ソーテック社）、「Dropbox WORKING」（翔泳社）、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。