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DSD再生までも可能になった最強「ハイレゾウォークマン」活用術 第3回

最強ウォークマンにピッタリのヘッドフォン/イヤフォンを選べ!

2014年04月24日 12時00分更新

文● 海上 忍

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引き締まった低音と遮音性で
ウォークマンに最適「SHURE SE846」

「SHURE SE846」

スケルトン素材のハウジング採用でメカニカルな印象の「SHURE SE846」

4つのBAドライバーを内蔵。ぎっしり詰まっている

4つのBAドライバーを内蔵。ぎっしり詰まっている

ノズル(チューブ型フィルター)を交換することで再生周波数帯などの音質のカスタマイズが可能だ

ノズル(チューブ型フィルター)を交換することで再生周波数帯などの音質のカスタマイズが可能だ

 4基のBA型ドライバーを搭載した、SHUREのインナーイヤー型フラッグシップモデル。独自開発のローパスフィルターにより、低域は歪みなく引き締まった印象に仕上げられている。

 中高域はエネルギー感があり、音像定位もはっきり。高い遮音性は屋外利用に好適で、その意味においてウォークマンであるNW-ZX1との相性は群を抜いていると言っていい。

 ケーブルの接続部にはMMCX端子を採用、市販の交換用ケーブルも多く、リケーブルの楽しさがあることもポイントだ。

NW-ZX1との相性診断

型式:インナーイヤー(カナル)型/BAドライバー(4基)
周波数特性:15Hz~20kHz
インピーダンス:9Ω
ケーブル着脱:対応
実売価格:10万円前後

完成度は高いがウォークマンとの相性は……
「ゼンハイザー HD700」

圧倒的なクオリティで迫る「HD700」だが、インピーダンスの関係でNW-ZX1がドライブするには少々厳しい……

圧倒的なクオリティで迫る「HD700」だが、インピーダンスの関係でNW-ZX1がドライブするには少々厳しい……

ケーブルは両出し方式で脱着可能

ケーブルは両出し方式で脱着可能

デザイン的に特徴的なハウジング部。外周の銀色の部分もメッシュ素材で開口部が大きい

デザイン的に特徴的なハウジング部。外周の銀色の部分もメッシュ素材で開口部が大きい

 口径40mmドライバーを搭載する、ドイツはゼンハイザーの開放型オーバーヘッドホン。息を飲むほどの解像感としっかりとした音像定位が印象的だ。

 肌触りのいいマイクロファイバーベロア素材のイヤーパッドは、適度な側圧もあり、長時間装着しても疲れない。

 今回試聴したなかでも1、2を争う完成度の高さを見せつけるが、NW-ZX1で利用するにはいかんせんインピーダンスが高い。音量を稼げないため、相性という点では少々厳しいと言わざるをえない。

 プラグの形状が標準型のため、標準→ミニ変換プラグを用意しなければならない点にも留意したい。

NW-ZX1との相性診断

型式:オーバーヘッド(開放型)/ダイナミックドライバー
周波数特性:15Hz~40kHz(-3dB)/8Hz~44kHz(-10dB)
感度:105dB
インピーダンス:150Ω
ケーブル着脱:対応
実売価格:9万7000円前後

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