ビッグデータにも応用できるExcelデータ分析の基本 3
ピボットグラフで要因分析を行う──住中先生の「ビジネス極意」
2014年04月24日 09時00分更新
文● 住中光夫/アスキー書籍編集部
課→担当者→地域→業種→店舗の順に要因を絞っていく
4「ピボットグラフのフィールドリスト」画面の「系列」に「課名」をドラッグ。 → 5 ここでは、数値軸の最小目盛を「5000万」に、補助目盛間隔を「500万」に変更して、「差の強調」の操作も行っている。
分析のポイント
上図から、全社の動向と同じグラフの形をしているのは「営業2課」だとわかります。つまり営業2課が要因と推察されます。次にその2課の担当者から要因を探します。
6「課名」を「凡例」から「フィルター」に移動し、「営業2課」を抽出条件に指定する。 → 7 次に、「凡例」に「担当者名」をドラッグ。数値軸の最小目盛を「0」にする。
分析のポイント
上図から、営業2課の推移動向と一番似ている「滝本 清登」が伸びている要因だと推測されます。次にその滝本の地区の要因を分析します。
8「担当者名」を「凡例」から「フィルター」に移動し、「滝本清登」を抽出条件に指定する。 → 9 次に、「凡例」に「地区名」をドラッグする。
分析のポイント
推移傾向と一番似ている地区は「渋谷区」なので、渋谷区が要因と推察されます。次にその渋谷区の業種の要因を分析します。
10「地区名」を「凡例」から「フィルター」に移動し、「渋谷区」を抽出条件に指定する。 → 11 次に、「凡例」に「業種名」をドラッグする。
分析のポイント
推移傾向が一番似ているのは「スーパー」なので、スーパーが要因と推測されます。次にそのスーパーの得意先の要因を分析します。
12「業種名」を「凡例」から「フィルター」に移動し、「スーパー」を抽出条件に指定する。 → 13 次に、「凡例」に「得意先名」をドラッグする。 → 14 その結果「スーパー初台」が要因と推測できる。
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