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スマホと連携する未来型電動バイク「A4000i」に乗った!

2014年04月21日 17時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩

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ハイパワーな電動スクーター
TERRA MOTORS A4000i

 東京都渋谷区に本社を置くTERRA MOTORS(テラ・モーターズ)が、7月10日から国内販売を開始する電動スクーター「A4000i」。車両本体価格は税込みで45万円。販売は特約ディーラーで展開する。詳しくはテラ・モーターズのサイトで確認して欲しい。

 今まで日本国内で流通している電動スクーターは、ガソリン車で言うところの50ccサイズの原付一種で、はっきり言ってスピードは出ないし航続距離も短かった。坂道での走行も、もう止まってしまうのではないかというほどの速度になってしまうこともしばしば。しかし、このA4000iは小型自動二輪免許が必要になる125ccサイズの原付二種として開発され、免許の制限があるにせよ大きなモーターとそれに見合ったリチウムイオン電池を搭載することで、今までの電動スクーターに多かったネガティブなイメージを払拭した。

ピンクのナンバープレートが原付二種の証し!

 原付二種としての大きなメリットは、車両としての制限速度が60km/h、2人乗り可能、二段階右折が不要という点が上げられる。つまり一般の自動車交通の流れに乗って運転できることで、50ccサイズの原付一種に比べて利便性の向上は計り知れないものとなるのだ。

 A4000iの狙いはずばり業務用とのこと。ちなみにわが国のガソリン、電動を含めた二輪車の用途のうち12.5%、昨年の新車販売台数で言えば5万台が業務用となる。ただし、テラ・モータースは海外、特に東南アジアにも多くの拠点を持つグローバル企業なので、このA4000iは2015年末までに全世界で10万台の販売を目標としている。

手持ちのiPhoneがメーターになる!

 このA4000iはハイパワーであることよりも、もっと大きな特徴がある。それはスマートフォンとの連携機能だ。速度計と積算距離計以外のメーターはすべてスマートフォンのアプリで表示される。

バッテリー残量表示
パワーメーター。モーターの定格出力に対してどれくらいのパワーが出ているかを表示
車両情報全般表示。モーターやバッテリーの温度や平均スピードなどを表示する。撮影用にモーターを空回ししたので最高速度がとんでもない数値になった

 様々なデータをスマートフォンに表示させることによって、バイク側のメーター類を最小限にすることができ、結果としてかなり大きなコストダウンになったという。A4000iの想定される最大マーケットのアジア、極東地域ではスマートフォンの普及率が高く、このためにわざわざスマートフォンを購入する顧客は皆無に近いという判断からだ。

スマートフォンはメーターパネル上の防水ボックスに収納する。走行中にスマートフォンを充電する機能はない

 7月10日の発売時にはiPhone 3G~5sのみ対応するが、各国のスマートフォンのシェアなどを見ながら順次対応機種を増やしていくということだ。また、スマートフォンとA4000iの通信にはWi-Fiが使われる。Wi-Fi側の仕様とセキュリティーの問題も含めて、現状ではバイク側からのデータを一方的に受け取る仕様で、スマートフォンからバイクを操作することは出来ないが、将来的にはスマートフォンによるスマートキー化や、GPSとLTE回線を生かして地図データや位置情報によるサービスも展開していく予定もある。

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