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『「PS4 vs Xbox One」vsスマホゲーム』の行方は?

2014年04月18日 05時46分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は17日、据置型家庭用ゲーム機「プレイステーション(PlayStation) 4」(PS4)の世界累計実売台数が4月6日時点で700万台を突破したと発表した。すると、米マイクロソフトも現地時間17日、新型「Xbox One(エックスボックスワン)」の世界累計出荷台数が3月末時点で500万台を超えたと公表した。

 両機の争いは昨年11月から始まった。PS4は米国とカナダで現地時間11月15日に発売されると、その後の24時間で実売台数が100万台を突破。その約1週間後にXbox Oneが発売されると、こちらもPS4と同様、発売後24時間で販売台数が100万台を超えている。

「プレイステーション(PlayStation) 4」(PS4)

「プレイステーション(PlayStation) 4」(PS4)

 今回の発表でPS4の700万台に対してXbox Oneが500万台と、200万台の差が生まれたが、だからといってこのライバル争いに勝負がついたとは言えない。というのも日本での発売が、PS4は今年の2月22日だったのに対し、Xbox Oneは今秋の9月発売を予定して未発売だからだ。日本での発売で200万台の差が埋められるわけではないが、ゲーム業界にとって日本市場の存在は小さくない。また、ハードウェアの発売がソフトウェアの拡充につながることを考慮すれば、むしろ、日本で発売されてから、その後の数年間に及ぶであろう両機の争いが本格化すると考えられる。

「Xbox One(エックスボックスワン)」

「Xbox One(エックスボックスワン)」

 ただし、ゲーム市場全体をふかんすると両機の争いはその一部だと言わざるをえない。すでに知られているように、スマホをモバイルゲーム機として利用するゲームアプリが一気に普及拡大してきているからだ。この背景に考えられるのは、ハードウェアやソフト(アプリ)の価格の違いはもちろん、モバイルだからこそ電車やバスでの移動中や空き時間などに手軽にプレイを楽しめるほか、SNSをはじめソーシャルメディアと連動してゲームライフの楽しみを共有できるという点だ。

 しかし、PS4もXbox Oneも据置型家庭用ゲーム機の市場でシェアを争いつつ、一方ではスマホゲームにユーザーを奪われない戦いも挑んでいる。両機ともモバイルではプレイできないが、価格の違いにふさわしいだけの画質の高さや表現力の豊かさでスマホに優れ、ゲームライフの楽しみの共有という点ではソーシャル連携機能を新たに備えた。たとえばPS4は、ゲームプレイの瞬間をFacebookやTwitterで共有することが可能で、UstreamやTwitchを使用すればゲームプレイ画面のライブ配信もできる。

 PS4の場合、米国とカナダで発売となった昨年11月15日から今年の2月28日までの数値では、ゲームプレイのコンテンツがFacebookやTwitterで1億回以上共有されたほか、UstreamやTwitchを通じたゲームプレイの生中継は360万回以上。これらゲームプレイの生中継は各国のPS4ユーザーに5600万回以上観戦されたという。その約1カ月後の4月に入ると、コンテンツ共有は3500万回増えて1億3500万回、生中継は130万回増えて490万回以上となり、観戦については3400万回増えて9000万回以上に及んでいる。

 PS4とXbox Oneの争いはスマホゲームとのユーザー獲得合戦にまで発展しつつあるが、単なるライバル関係に終わるのではなく、ゲーム市場の活性化と市場全体の拡大につながることを期待したい。

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