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Samsung幹部「Tizenスマホは6月までに」、S5の成功にも自信

2014年04月17日 21時50分更新

文● 末岡洋子

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 4月11日に最新のフラッグシップスマートフォン「GALAXY S5」を主要国でローンチしたSamsungだが、2ヵ月以内にTizen搭載したスマートフォンを発表する予定を明らかにした。2014年中に2機種のTizenスマートフォンを投入するという。

6月末に初のTizenスマホが登場か?
最初はハイエンド?

 Samsungで商品戦略担当シニアバイスプレジデントを務めるYoon Han-kil氏が、GALAXY S5のグローバルローンチを機にReutersの取材に応じ、スマートフォン分野の戦略や計画について語っている。

今年2月のMWCで展示されていたSamsung製のTizenスマホ

 Tizenはオープンソースのモバイル端末向けプラットフォームだ。Linux Foundationのもとで運営されており、Samsungのほか、NTTドコモなど日本企業も複数参加している。しかし、2013年2月のMWCで「2013年秋に発売予定」としていたNTTドコモが2度の延期を行なうなど、端末登場前に勢いを失った感が否めない。

 Yoon氏はReutersに対し、2014年中に2機種のTizenスマートフォンを投入する計画だと語っている。1機種目は第2四半期末、つまり6月末までに発表する見通しでハイエンドになるという。2機種目はミッドレンジで、販売台数をかせぐ計画を明かしている。

 「NTTドコモと(欧州キャリアの)Orangeが(Tizenの)ローンチを試みた。だが、市場の状況が芳しくないために見送らざるを得なかった」とYoon氏。「われわれはその後戦略を変更し、うまく販売できる見通しが持てる数ヵ国でスマートフォンを発表する計画だ」と語っている。同社にとって主要なプラットフォームはAndroidとしながらも、Tizenが成功するためには、Samsungが出荷するスマートフォンにおいて15%を占める必要があるとの見通しも語っている。

 ReutersはTizenをローンチするSamsungの狙いについて、Googleへの依存を減らすこと、AndroidとAppleのiOSの2強が独占する状態を変えてSamsungもアプリエコシステムの恩恵を受けることの2点から分析している。

 今年2月のMWCのTizenのブースではSamsungの試作機が展示されており、Samsungの説明員は「年内にTizenスマートフォンを発表する」としていた。新しいモバイルOSとしてはMozillaの「Firefox OS」が勢いを付ける中、Tizenの成功はSamsungに依存する形となる。ちなみにMWC前日に発表したスマートウォッチの「Gear 2」はTizenベース。GearでのTizen採用は、Tizen Associationの関係者すら当日まで知らなかったと話していた。

こちらはGear 2。Tizenを搭載するスマートウォッチ

GALAXY S5の販売台数に自信、「S4を上回る」

 先週末に世界でローンチしたGALAXY S5についても、Yoon氏は自信を見せる。最初の1週間で1000万台を売り上げた前機種「GALAXY S4」ほどの成功は見込めないのではという市場の懐疑論をYoon氏は否定し、S5はS4を上回るペースで売れるだろうとの見通しを示した。「(S5は)これまでのところ、S4を上回るペースで売れている。だが早期段階で具体的な数字を出すのは難しい」と述べ、「S5の販売台数はS4を上回るはずだ」と語った。

 その背景としてYoon氏は、価格を下げたこと、600ドル相当のサービスをバンドルしたこと、第一弾のローンチ国を125ヵ国とS4の倍以上に拡大したことなどを挙げている。また、これまでのハードウェア中心から変えて、防水、カメラ、省電力などにフォーカスを移したとReutersも評価している。

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