microUSB経由で駆動するということは……
LIVAは、低TDPの「Celeron N2806」を搭載しているのもあってか、電源はmicroUSB経由となっている。付属のACアダプターを見てみると、出力は5V/3A。ECSによると、2A強の出力が可能なモバイルバッテリーであればバッテリーでの動作も実現するという。
現状、対応するモバイルバッテリーは少なそうだが、手にしたらまずはチェックしてみるといいだろう。付け加えておくと、USBケーブルによっては、動くハズのモバイルバッテリーで動作しない可能性もある。
また、付属のACアダプターでなくても動作するアダプターは多いと思われるため、推奨はしないがこれも普段愛用のもので動くか確認するのも楽しいハズ。
「Celeron N2806」の採用は
吉と出るか、凶と出るか?
ここからはベンチマークで、性能や消費電力などをチェックしていこう。CPUが「Celeron N2806」である時点で、過度の期待はできないといったところだが、ちょっと動画を見たり、ウェブをチェックしたりといった分には十分な動きを見せてくれる。ただ重いFlashの場合は動作にもたつくこともあったため、そのあたりから使い所を探ることになるだろう。
まずはWindows 8.1でもWindowsエクスペリエンスをチェックできるツール「WIN SOCRE SHARE」で、Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアから見てみると、グラフィックスは3.4と低いものとなった。プロセッサーは4.4と、昔のPCのような結果である。
気になったので、「Atom Z3740」搭載のLenovo製8インチタブレット「miix 2 8」と比較してみたところ、下のスクリーンショットのようになった。なお、いずれもWindows 8.1の状況下で計測したので、カーネルがスリム化されているWindows 8.1 Updateの場合は、スコアと体感速度に変化があると思われる。
マシンスペックを考えると
ストレージは妥当な速度か
次にストレージの性能を見てみよう。CrystalDiskMark 3.0.3での結果は下記の通りだが、全体的に書き込みのスコアが低い。読み込み自体はシーケンシャルリード128.4MB/秒と良好で、OS自体の挙動がキビキビしているのにも納得がいく。ストレージ性能を要求するアプリケーションをインストールすることはあまりない構成なので、問題はないと判断する人が多いのではないだろうか。
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