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完全通話定額「カケホーダイプラン」、パケットを共有できる「シェアパック」を導入

ドコモの新料金プランはどんなユーザーが幸せになれる?

2014年04月16日 14時00分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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パケット量を共有できる「シェアパック」が登場

 新料金プランでは、最大10人までの家族ユーザーで通信容量を共有できる「シェアパック」が導入される。これにより余分な通信量を極力減らしつつ、結果的に月額料金を低減させることが可能だという。

 たとえば月9500円の「シェアパック10」(10GB)を4人でシェアした場合、利用できる通信量は1人あたり月2.5GBで、価格も1人あたり月2375円(子回線1回線ごとに500円のオプションが必要)と、月4700円の現行データ通信プラン「Xiパケ・ホーダイ ライト」(月3GB)に比べて大幅に抑えられる計算になる。25歳以下のユーザーが利用できる「U25応援割」ならボーナスパケットが月に1GB付属するため、親2人・子2人の家庭であれば容量的にも変わらず利用できる。

 1ヵ月の容量を超過した場合は自動的に128kbpsになる「リミットモード」(無料)へ移行し、通信量は1GBごとに1000円で追加可能だ。追加を自動で行う「スピードモード」も設定できる。

 また1人向けのパケットパックとしては、容量月2GBで3500円の「データSパック」、月5GBで5000円の「データMパック」を提供する。ただし、月7GBで5700円の現行プラン「Xiパケ・ホーダイ フラット」と同じ7GBで新プランを利用したい場合、データMパック月5000円+オプション2000円となり、やや割高になっている印象が否めない。データ通信をこれまでも月7GBの限界近くまで使ってきたユーザーは注意したほうがいいだろう。ちなみに、カケホーダイプランと同一名義でデータプランを契約する場合、データS/Mパックでも利用データがシェアできるサービス「2台目プラス」が提供されている(3台目以降は不可)。

最大2000円割引の「ずっとドコモ割」、500円割引+パケット1GBの「U25応援割」

 「ずっとドコモ割」は、代表回線者の継続利用期間に応じて自動的にパケットパックから割引が実施されるサービス。割引条件と金額はパックごとに異なり、家族向けのシェアパックであれば6年目から割引が実施されるが、1人用のデータSパックでは16年目以降にならないと割引されないなど、かなり熱心なドコモユーザーでない限りあまり恩恵がない。値引き額は300円~2000円。

 前述した「U25応援割」は、25歳以下のユーザーの基本プランから月額500円が値引きされ、ボーナスパケットとして1GBが無料で追加されるサービスだ。該当ユーザーにとってはもちろん、家族でシェアパックを利用している場合は全体で利用できる通信量が増えるため、非常にありがたいサービスといえる。

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