大画面を活かせば面白そう
Xperia Z Ultra
これまでのXperiaシリーズの共通のものが多く、珍しいものは特にない。ただ6.4型の大画面にアプリのアイコンが30本も並んでいると表示できる情報量が多いと感じる。
ホームUIを「シンプルホーム」に設定変更すれば、逆に大きなタイル状のメニュー表示になり、スマホでは画面が小さくて操作しづらいという高齢者や初心者に非常にわかりやすくなると感じた。
他にもスモールアプリを使えば、大画面を活かして複数のウィンドウを表示しながら操作が可能。これは5型以下のスマホよりも明らかに使いやすい。
ソニー製ならではのWALKMANアプリにはClearAudio+やサウンドエフェクト、各種イコライザーの設定が充実しており、省エネ設定として「STAMINAモード」「低バッテリーモード」も用意している。
G Flexがスタミナ面でも勝利!
見た目以外の部分にも注目しよう
まさかスタミナでもG Flexが勝つとは、しかも大差をつけて……と予想外の結果となった。これで連続3勝目となり総合優勝もG Flexで決まりだ。
G Flexは曲面ディスプレーという部分にまず注目がいき、キワモノ端末と思いがち。実際に筆者自身がそうで「買うのはマニアックな人だけだよね」と勝手に結論付けていた。
しかし中身は非常に優秀で、特にスタミナ面で強いというのは、ファブレットだけでなく、スマホ全般で見ても大きなアドバンテージと感じる。
コストパフォーマンスという点では、SIMフリーのFonepad Note 6もかなり面白い機種だった。なにより最近のスマホにやや飽き気味な筆者としては、他では見られない機能があって意外性が楽しかった。格安SIMが流行している今ぜひ注目してほしい。
Xperia Z Ultraは密かに大本命と思っていた一台。実際、テスト結果は悪くなく、カメラチェックではG FlexよりもXperiaがイイと感じる人も多いだろう。デザイン面でも魅力的だ。一方で“ファブレットならでは”という点でやや物足りない部分もあり、ファブレットらしい進化が後継機種にあると面白そうだ。
今回までで冬春モデルをかなりカバーできたので、次回からは番外編的に「ガラケー(フィーチャーフォン)」の比較をすることにした。いつもは3機種比較にしているが、ガラケー比較ではドコモ、au、ソフトバンク、ウィルコムの4機種をチェックしてみる。スマホ全盛の現在、ガラケーを比較することがあまりなくなっているので、「ガラケーの新機種ってどうなっているの?」と気になっている人の参考になれば幸いだ。
この連載の記事
-
第212回
スマホ
3キャリアの主力ハイエンド機「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」のスタミナ比較 -
第211回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」でカメラ勝負! -
第210回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」の速度対決 -
第209回
スマホ
3キャリアの主力販売モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」を比較 -
第208回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのスタミナは? -
第207回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのカメラをチェック -
第206回
スマホ
キャリアのミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」の速度比較 -
第205回
スマホ
主要3キャリアの最新ミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」を比較 -
第204回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイスペック機のスタミナテスト -
第203回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイエンドスマホのカメラをチェック -
第202回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、キャリアのハイスペック機の速度を比較 - この連載の一覧へ