ソニーから、ホームシアターシステム3製品が発表された。すべて5月31日発売となる。
全機種共通の特徴としてはBluetoothとNFCに対応し、スマートフォンアプリ「SongPal」での操作が可能。また、ソニー推奨の音質に自動で設定する「ClearAudio+」モードが搭載されている。
バータイプのフロントサラウンド「HT-CT370」
2.1chバータイプの「HT-CT370」(予想実売価格4万円前後)は、スピーカーユニット前面に「ディフューザー」と呼ばれる音場拡散用パーツを搭載。広がりのあるサラウンド感や、広いスイートスポットを実現する。
スピーカー部は平べったい形状で、本体を寝かせての配置やスタンドで25度傾けての配置が可能。寝かせた場合の高さは50mmほどで、下方のスペースが狭いテレビの前にも置けるように配慮されている。
サブウーファーは別筐体だがワイヤレスでの接続となっており、縦置き/横置きが可能。設置の自由度が高い。総合出力は270W。
テレビの下に置く台座タイプシアター「HT-XT1」
「HT-XT1」(予想実売価格3万5000円前後)はテレビの下に置く台座タイプの2.1chサラウンドシステム。天面が強化ガラスになっており、50V型以下のテレビ(30kgまで)を設置できる。
底面には100mmのサブウーファーユニットを2つ内蔵するが、テレビにその振動を伝えないようにガラス天面の下にクッションとなるダンパーを搭載。また、本体内部のシャーシは木製で、素直で自然な音の再生が可能だ。
PlayStationとの相性バッチリな「HT-IV300」
リアル5.1chスピーカーシステムの「HT-IV300」(予想実売価格3万5000円前後)は、ゲーム機などとの組み合わせを意識したエントリーユーザー向けの製品。ソニー・コンピューターエンターテインメントのサウンドデザイナーの意見を反映したGAMEモードを搭載しており、特にPlayStationとの相性がいい。
センタースピーカーを除いた4.1chや、すべてのスピーカーを前方に集めるフロント再生スタイルなど、自由度の高いスピーカー配置ができるのが特徴。
スピーカーは横から見ると六角形になっており、スピーカーを水平または斜め上方向に向けるように設置できる。
サウンドモードは、ロンドンの「O2アリーナ」での演奏をシミュレートする「デジタルミュージックアリーナモード」や、サッカーの試合でナレーションの声を消す「サッカーモード/ナレーションOFF」などを搭載。このほかMiracastに対応しており、スマートフォンの画面を本機経由でテレビに出力できる。
AV機器らしいブラックモデルが登場!「BDV-N1B」
このほか、BDドライブ内蔵のリアル5.1chシアターシステム「BDV-N1WL」のブラックカラーモデル「BDV-N1B」(予想実売価格6万2000円前後)も発売される。カラー以外の仕様はBDV-N1WLと同じだ。