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統合型の仮想化/クラウド基盤パッケージ、中小規模向けも追加

サーバー1台規模から!「NEC Cloud Platform Suite」新版

2014年04月14日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 NECは4月11日、統合型システムによる仮想化/クラウドサービス基盤パッケージの最新版「Cloud Platform Suite R4」の販売を開始した。新たに、中小規模の仮想化基盤構築向けパッケージや、SDNスイッチ対応セットや、事前構築/設定サービスを拡張したセットも追加されている。

統合型システムをベースとした仮想化/クラウド基盤パッケージ「Cloud Platform Suite R4」

 Cloud Platform Suiteは、NECの垂直統合型システム「NEC Solution Platforms」をベースとした仮想化/クラウド基盤パッケージ製品群。同社の「Express5800」サーバーや「iStorage M」、「WebSAM」管理ソフトウェア、仮想化基盤ソフトウェア「VMware vSphere 5」などで構成され、規模や用途に応じて幾つかのパッケージが用意されている。

 今回の最新版(R4)では新たに、ラックマウントサーバー1台規模からスモールスタートができる「ベーシックパッケージ」が追加され、既存の「スタンダードパッケージ」「エンタープライズパッケージ」と併せて、より幅広い選択を可能にしている。

 また上述の3パッケージにおいて、SDN対応スイッチを標準搭載する「SDN対応セット」も新たに提供される。将来的にネットワークのSDN化を図る際、このスイッチをNECのSDNコントローラーと組み合わせることでそのまま継続活用ができる。

 専任の構築/運用担当者のいない中堅企業向けに、ベーシックパッケージの「追加構築セット」も提供される。これは標準版の初期構築内容に加えて、ユーザーへのヒアリング内容に基づき、ネットワークやストレージ、仮想サーバーのバックアップといった設定/構築サービスを追加で行うもの。さらに、日常監視手順や仮想サーバーの運用操作手順、バックアップ/リストア手順などをまとめた「運用手順マニュアル」もセットされる。

 Cloud Platform Suite R4の希望小売価格(税別)は、ベーシックパッケージが890万円から、スタンダードパッケージが2900万円から、エンタープライズパッケージが3900万円から。SDN対応セットは、各パッケージの価格に200万円を加えたものになる。また、ベーシックパッケージの追加構築セットは1090万円から。出荷開始日はいずれも5月下旬となっている。

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