スマホ時代のカーナビはこう選べ! 第7回
搭載CPUやメモリー、ストレージが違う直販/量販店モデルのベンチマークを比較
直販モデル「LIFEBOOK WS1/M」と量販店モデル「SH90/M」の差を徹底検証! パフォーマンスに大きな差が (3/4)
2014年05月16日 13時00分更新
大容量メモリーとSSDの効果は絶大
直販モデルのLIFEBOOK WS1/Mと店頭モデルのLIFEBOOK SH90/Mではパーツ構成によってどれだけ性能に差が付くのかについて、ベンチマーク結果を交えながら紹介しよう。テストに利用した試用機それぞれの主なスペックは以下のとおりだ。
試用機の主なスペック | ||
---|---|---|
LIFEBOOK WS1/M | LIFEBOOK SH90/M | |
OS | Windows 8.1(64ビット) | Windows 8.1(64ビット) |
CPU | Core i7-4500U(1.80GHz) | i5-4200U(1.60GHz) |
メモリー | 10GB | 4GB |
ストレージ | 256GB SSD | 500GB ハイブリッドHDD |
光学ドライブ | BDXL対応Blu-ray ディスクドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
Windows 8.1の「Windows エクスペリエンスインデックス」を見ると、CPUの処理能力を表わす「プロセッサー」とデスクトップの描画能力を表わす「グラフィックス」、ゲームプレー時の3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」の3つのテストではスコアはあまり変わらない。しかし、メモリーのアクセス性能を表わす「メモリ」とストレージの性能を表わす「プライマリハードディスク」で大きな差が付いているのがわかる。Windows 8.1を快適に使いたいならまずはメモリーとストレージで上位パーツを選び、さらにパワーを求めるならCPUにCore i7-4500U(1.8GHz)を選ぶといいだろう。
試用機のWindowsエクスペリエンスインデックス | ||
---|---|---|
LIFEBOOK WS1/M | LIFEBOOK SH90/M | |
プロセッサー | 7.3 | 7.2 |
メモリ | 7.9 | 5.9 |
グラフィックス | 5.7 | 5.4 |
ゲーム用グラフィックス | 5.3 | 5.3 |
プライマリハードディスク | 8.1 | 5.9 |
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、256GB SSDを搭載するLIFEBOOK WS1/Mが、500GB ハイブリッドHDD搭載の「LIFEBOOK SH90/M」をはるかに上回る結果となった。ストレージ性能が向上するとWindows 8.1やアプリの起動時間が劇的に短縮されるほか、ファイル操作にかかる時間も格段に短くなる。予算が許す範囲内で、できるだけ高性能なストレージを搭載したモデルを選びたい。
ただしアクセス速度よりもストレージ容量を重要視するなら、ハイブリッドHDDの選択もアリだ。256GB SSDの場合では利用できる空き容量の残りが188.5GBとなるが、500GB ハイブリッドHDDまたは500GB HDDの場合は414GBも利用できる。1TB HDDならさらに多くの容量を利用可能だ。またストレージには高速なSSDを選択し、モバイル・マルチベイに500GBの増設用ハードディスクユニットを追加するという手もある。
CPUの性能を計測する「CINEBENCH」のスコアを見てみると、Core i7-4500U(1.80GHz)を搭載した直販モデルとCore i5-4200U(1.60GHz)を搭載した店頭モデルで性能に大きな違いが出ていないことがわかる。とは言え負荷のかかる作業を長時間行なっているとトータルの作業効率に大きな違いが出てくるので、パワーを求めるなら上位CPUを選んだほうがいい。
(次ページ「LIFEBOOK WS1/MとLIFEBOOK SH90/Mでは総合的なパフォーマンスに大きな差が」へ続く)
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