映像がくっきり鮮やか! 

NTSC比95%の広色域ゲーミングノート「NEXTGEARNOTE i790PA1-SP」

文●山口優

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インターフェースが充実した剛健ボディ

 NEXTGEARNOTE i790PA1-SPの本体は、幅376×奥行き256×高さ35~43mmで、パフォーマンス重視の15.6型ノートとしては標準的なサイズ。重量は約3.1kgあるためモバイル用途には向かないが、自宅やオフィス内で場所を変えて作業したいときなどは、気軽に持ち運ぶことができる。外装は梨地加工が施されており、指紋が付きにくいだけでなく手触りもよい。ボディカラーはブラックだが、細かいラメのようなキラキラした粒子が散りばめられており、上級機ならではのエレガントな雰囲気を漂わせている。

外装は梨地加工が施されており、指紋が付きにくい

細かいラメのようなキラキラした粒子が散りばめられており質感はとてもよい。ボディの剛性も高い

 ゲーミングノートだけあって映像出力端子が豊富で、HDMI×1、DisplayPort×1、mini DisplayPort×1の3系統を装備している。このうち、HDMIポートは4Kでの出力にも対応。ここ最近、PC用の4Kディスプレーが次々と登場しており、YouTubeなどでも4Kコンテンツが徐々に増えつつあるので、このような近い将来を先取りしたような機能は大きな魅力だ。

 インターフェースはUSB 3.0×3、USB 2.0×1、IEEE 1394×1などが装備されており必要十分。SDカードやメモリースティックなどに対応したマルチメディアカードリーダーも内蔵する。もちろん、ギガビットイーサネットや無線LAN、Bluetoothなども標準で搭載している。ちなみに、USB 3.0のうち1ポートはeSATA共用で、もう1ポートは電源オフ時でもUSB機器に電源を供給できるようになっている。スマホやオーディオプレーヤーなどをつないでおけば、PCを使っていない就寝時などにも充電できるのが便利だ。

本体背面には、HDMI×1、DisplayPort×1、mini DisplayPort×1の3系統の映像出力端子が搭載されている

本体左側面には、IEEE 1394×1、USB 3.0×3、LAN、マルチメディアカードリーダーが搭載されている

本体右側面には、USB 2.0、ヘッドフォン出力、マイク入力、ライン入力、S/PDIF、Blu-rayドライブがそれぞれ1基ずつ搭載されている

 サウンド面もこだわりが見られ、キーボード面にはふたつのステレオスピーカーが、底面にはサブウーファーが装備されている。そのため音に立体感や奥行きがあり、高音域だけでなく低音域から中音域も豊か。ノートの内蔵スピーカーとは思えない迫力あるサウンドが楽しめる。さらに、本体には7.1チャンネルのオーディオ出力に対応するS/PDIFポートも搭載。音にこだわりたいユーザーにはうれしい仕様になっている。

 キーボードは、隣り合うキー同士が離れているアイソレーションタイプで、標準的な配列になっている。キーピッチやキーストロークは十分余裕があり、長文も非常に入力しやすい。またキーボード面の剛性が高く、指先に力を入れてタイプしてもキーボード面がたわんだりしないのもポイント。パームレストやイメージパッドは外装と同じ梨地加工が施されており、指紋や汚れが付きにくいのがうれしい。

 このほか、液晶ディスプレーの上部に200万画素のWebカメラを搭載している。また、今回試用したマシンは、本体にBDXL書き込みに対応したBlu-rayドライブを内蔵しており、Blu-rayビデオも気軽に楽しむことができた。

本体底面の中央左側にはサブウーファーも搭載されている

アイソレーションキーボードを採用している。独立したテンキーも装備。キーボード上部にはステレオスピーカーが搭載されている



マウスコンピューター/G-Tune
 

(次ページ、「PCゲームを快適にプレイすることが可能」に続く)