高画質だけでも、使い勝手の進化だけでもない
4K時代のビエラとして第2世代となった「AX800」シリーズは、テレビが今後どの方向性で進化していくべきかを体現しているようで興味深い。
実機を体験すると、暗室でシネマ関連のモードを選び、輝度をぐっと落とした状態でも、自発光型のプラズマテレビに劣らない締まった黒が表現されているのに驚く。音声認識の精度も抜群だが、特に全録機およびUSB HDDに録画したデータを「野球」など自分の知りたいキーワードでズバッと一覧表示できることは快感だ。
AX800シリーズには従来の65V型パネルに加えて、58V型、50V型パネル採用の製品も加わった。最上質の画像を提供しながら、しかもいっそう手軽になった4Kテレビの進化を感じさせる製品と言えるだろう。