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広色域モデルで色彩豊かに

声でサクっと番組検索、4KビエラAX800の心地よい操作感

2014年04月14日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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声で操作が進化

 さて、新しい4Kビエラ・AX800の使いやすさ=UI変更で、ポイントとなるのが新機能の「インフォメーションバー」。そして同じく新機能の「マイチャンネル」だろう。

 ビエラはこれまでも、スマート機能をテレビに積極的に盛り込んできた。必要な情報/機能を効率よく呼び出せる「マイホーム」画面を軸に、音声操作などの機能も積極的に取り込みながら、テレビとしての使いやすさを追求してきたのだ。

 AX800では、その使いやすさにさらにもう1歩深く踏み込んだ。

人が近づくと自動的にポップアップするインフォメーションバー。よく使う情報にクイックにアクセスできる。

 まずはインフォメーションバーから。テレビは番組だけを見るものではない、生活に関する情報を得ることができるもの、というパナソニックの考えが体現された機能と言える。

 インフォメーションバーは、テレビに組み込まれている、人感センサーと内蔵カメラの顔認識機能を活用した新UIとなる。放送や録画番組を表示していない状態(スリープ中など)でも、人が近づき、テレビの前に立つだけで、自動的に日付・時刻、天気予報、お知らせ、録画一覧(最新の録画番組)などの情報を表示。よく使う情報をスピーディーに確認できる。

 情報ディスプレーとしてだけでなくコミュニケーション用途も想定している。「お知らせ」には、内蔵カメラで記録した、ビデオメッセージの件数もわかり、家族間の伝言などにも活用できる。また、興味ある情報は、そのまま音声操作で、詳しく知れるという点も面白い。テレビを軸に日常生活に気づきを生じさせるというコンセプトが面白い新UIだ。

マイチャンネルは放送中の番組や録画データだけでなく、ネット上のコンテンツも含み、おすすめを提示。音声を使ってこれらのコンテンツを串刺し検索することもできる。

 次に「マイチャンネル」。これは放送中の番組だけでなく、ビエラに接続された全録ディーガ、あるいはネット上のコンテンツ(YouTubeなど)まで含めた、串刺し検索ができる機能だ。どこに録画したか忘れてしまった。あるいは撮ってはいるが、メニューを深くたどって探すのでは時間がかかるという不満を解消。さらにお気に入りコンテンツを登録していくことで、ユーザーの趣向を学習し、おすすめ番組としてマイチャンネルのTOPに一覧表示する機能も持つ。

 起動も「マイチャンネル」リモコンのマイクに話しかけるだけとシンプル。さらに話しかけた声の声紋を解析し、誰のマイチャンネルを表示すればいいかを自動的に判断する機能まで持つ(声紋認証)。

 音声操作は昨年のモデルから積極的に取り入られているが、2014年モデルでは対応機種も増え、使いやすさが格段に進化した印象を受ける。受け付けてくれる音声コマンドが増えたのはもちろんだが、番組表を表示した状態で「録画予約」と話せばテレビに接続したUSB HDDに、「ディーガに録画予約」と話せば、ディーガに録画するなどかゆいところに手が届くような改善も注目のポイントだ。

 また、番組表ではリモコンに追加された新ボタン(★が付いたマイボタン)を押してお気に入りとして録画予約、USB HDDに録画予約、そしてディーガへの録画予約という3つが異なるアイコンで表示されるため、分かりやすい。こうしたユーザーの声をよく汲み取った細かな調整の積み重ねがビエラの使いやすさを向上させている。

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