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もうBluetoothスピーカーには戻れない?

ソニー「SRS-X7」はネットワーク・オーディオの入門機だった

2014年04月06日 12時00分更新

文● 四本淑三 撮影●篠原孝志(パシャ)

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SongPalを使っての設定は簡単

 初めての人には若干ハードルの高いWi-Fi接続設定ですが、その設定は簡単です。

 スピーカー本体とスマートフォンをBluetooth接続し、スマートフォンに無償提供の専用アプリ「SongPal」をインストールして起動すると、対応機器を自動検出して、あとは再生を始めるだけという状態になります。

 と、これが製品添付のスタートアップガイドに記された正規の設定手順。

 しかしながら、ネットワーク機器ですから、たまにうまく行かないことはあります。その場合は本体と直接Wi-Fiで接続し、ウェブブラウザーからセットアップ画面を呼び出すことになります。私は最初、正規の手順でうまくいかなかったので、この方法を試してとりあえず使えるようにしました。

ソニーワイヤレスオーディオセットアップの画面に「Spotify」の文字が。ただしクリックしてもエラーになるだけでした。もちろんSRS-XシリーズはSpotifyがサービスされている国外でも売られているわけで、ここで何らかの設定をするケースが想定されているのでしょう

 そして、いろいろやっているうちに突如として本体のソフトウェアアップデートが始まり、前述のようにアプリを起動するだけで設定できることを確認したわけです。たまたま試用機材がアップデートされていなかっただけで、製品として販売されているものは、問題なく設定できるのかもしれません。

ソフトウェアアップデートが始まると、赤い「UPDATE」の文字がブリンクします。これが始まると何の操作もできませんので、終わるまで待つしかありません

 このSongPalというアプリですが、プレイヤーやコントローラとしての機能以外に、本体の細かな設定も可能です。下位機種のSRS-X5では、電源ボタンの長押しなどで設定していた機能が、アプリの操作だけでできるようになっています。これもWi-Fiでアプリが使える恩恵でしょう。

低音が出過ぎだなと感じたら、アプリのイコライザーである程度調整できます。また疑似サラウンド的効果の「Wide Stereo」のオンオフや強さも設定可能。ボーズのアプリには今のところ、そうした音質調整の設定はありません

Bluetooth接続時のコーデックも選択可能。標準的なSBCだけか、対応する機器ならAACやaptXに切り替えるかを設定。本体のソフトウェアバージョンも確認できます

アプリではオーディオソースの切り替えのほか、TuneInのようなインターネットラジオや、Music Unlimitedのような聴き放題サービスもソースとして選べます

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