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インテル、99ドルのAndroid/Linuxボード「Minnowboard Max」発売へ

2014年04月04日 14時23分更新

文● 行正和義

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Minnowboard MAX(実際の製品ではCPUにヒートシンクが装着される)

 インテルはボードメーカーと共同開発していたオープンハードウェア「MinnowBoard MAX」を発表した。Atom E38xxを搭載、Android 4.4とLinuxをOSとして搭載する。

 オープンハードウェアコミュニティMinnowboard.orgによると、この開発ボードはCPUにAtom E3815-1.46GHzもしくはE3825-1.33GHzを採用、メモリは1/2GB、グラフィック機能、USB、SATA HDD対応、有線LAN、microSD、microHDMIポートなどを搭載し、5V電源で動作する。ボードサイズは99☓74mm。ボード上にはSPI、I2Cといった電子機器と通信するためのポートも設けられている。

現行のMinnowboardはmicroITXマザーボードサイズ

 インテルによるMinnowboardは昨年Atom E640搭載のMini ITXボードモデル「Minnowboard」が発売されたが、Minnowboard Maxはさらにハイスペックかつコンパクトになり、まるで学習用ワンボードコンピュータ「Raspberry Pi」のようなサイズとなった。

 もっとも、Minnowboard MAXの価格は99ドル(約1万円)と、Raspberry Pi(4000円台)とは価格も異なればスペックもワンランク上なので市場が競合することはなさそうだ。むしろCPUにx86系を搭載(Raspberry PiはARMプロセッサ)している点からパソコン系の開発者には親しみやすく、OSにAndroid4.4が動く点、初期のWindowsならば走りそうなパフォーマンス、ファームウェアもOSイメージも一般公開されるオープンハードなど、学習用コンピュータとはひと味違うハードになりそうだ。

 2014年6月頃に一般発売される予定。

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