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「Xperia Z Ultra」Wi-Fiモデルの性能・使用感をチェック!

2014年04月07日 11時00分更新

文● 高橋量

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軽量&薄型で質感の高いボディ

 まずはXperia Z Ultraの本体デザインを見てみよう。フットプリントは約幅92×奥行き179mm。タブレットとして考えれば、比較的コンパクトな印象だ。縦長の手帳(幅85×奥行き170mm)よりもひと回りほど大きく、一般的な長財布よりもわずかに小さいと表現したほうがわかりやすだろうか。実際に持ってみると、手にしっくりなじむサイズだ。

セルラー版のファブレットとしてはやや大きい印象だが、タブレットとしてなら非常にコンパクト

 用意されている本体カラーはブラックとホワイト、パープルの3色。このうちパープルはソニーストア限定カラーで、高級感と華やかさを兼ね備えた色合いだ。液晶ディスプレー面とガラスを使った背面ともに光沢のあるグレア加工で、質感は非常に高い。

ソニーストア限定カラーのパープルモデル

 フレームにはアルミ素材が利用され、ボディの堅牢性と質感の高さを両立している。フレームはやや丸みを帯びたラウンドフォルムで、手にしたときに柔らかさと軽やかさを感じさせる作りだ。

Xperia Z Ultraの本体天面部。フレームはアルミ製で、丸みを帯びながらもトップをカットすることで側面をフラットに加工している

側面はダブルアルマイト加工によってラウンド部分とフラットな部分の色が異なる。Xeriaシリーズではおなじみの電源ボタンにはアルミ素材を使用

高さは約6.5mmで、6.4型タブレットとしては世界最薄。重量も約212gと非常に軽い

 高さは約6.5mmと非常に薄い。重量は約212gで、タブレットとして考えるとかなり軽い部類に入る。全体的にバランスが均一な「オムニバランスデザイン」を採用しているので、どの部分を手にしても重さの偏りを感じることはないはずだ。

必要十分なインターフェース類を採用

 インターフェースとしては、microUSB端子とmicroSD/SDHC/SDXC対応のメモリーカードスロット、Bluetooth4.0、NFC機能などを用意している。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応で、センサーはGPS、加速度、ジャイロ、デジタルコンパス、照度の5種類。auから発売されているセルラー版との違いは、モバイル通信のほか赤外線通信とテレビ機能に非対応である点だ。Wi-Fiモデルのタブレットとしては必要十分といえる。

本体左側面にはmicroUSB端子(カバーの下に配置)とクレードル接続端子が用意されている

右側面にはボリューム調整ボタンと電源ボタン、microSDメモリカードスロット(カバー下)、ヘッドホン端子を用意

非常に鮮明な6.4型液晶ディスプレー

 液晶ディスプレーのサイズは6.4型で、解像度は1920×1080ドットのフルHD表示に対応。壁紙に使われている画像の影響で映像がやや青みがかかっているようにも見えるが、自然な色合いを実現する「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を搭載しているため発色は非常に優秀だ。超解像度技術「X-Reality for mobile」にも対応しており、解像度が低めの動画でも鮮明に映し出される。dpiは約344と非常に精細だ。試しにWebページや電子書籍を閲覧してみたところ、文字が鮮明に表示されるので快適に読むことができた。

1920×1080ドットの解像度でも十分な広さだ

 ハイエンド向けAndroidタブレットというと、1920×1200ドットのWUXGA表示に対応しているモデルが多い。それに比べると、Xperia Z UltraのフルHD画面は縦方向に120ドット少ないことになるが、使いにくさを感じる場面は少ないだろう。ただし、Webページや一部のアプリについては、1画面あたりの情報量が若干少なくなることがあるようだ。

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