補助軸には鉛筆削りと消しゴムを装備
The Pencilはごく一般的な鉛筆感覚で使用できる。鉛筆補助軸の下側4分の1ほどの部分をひねると補助軸部分が鉛筆削りになる。実際にウォペックス製法の鉛筆を削ってみると、小さい頃から慣れ親しんだ木を削る感覚とはまたほんの少し違う感覚だ。
削りカスの色も影響してか、木目の見える木の薄皮とは異なる化学的なイメージがある。鉛筆削りそのものの機能は問題なく、鉛筆とスタイラスの両方を使いたい昨今のビジネスピープルには極めて重宝するアイテムとなるだろう。
鉛筆補助軸の先端4分の1ほどのキャップを引き抜くと、そこには消しゴムが隠れている。ウォペックス製法による鉛筆の誤字も、ごく普通の鉛筆で書いたように問題なくキレイに消し去ってくれた。
スタイラスとして使用感もバッチリ!
さて、ファーバーカステルのパーフェクトペンシルを凌駕する“パーフェクトペンシル+”となったスタイラスの使い心地はどうだろうか。最近はiPhoneやiPadを使っていない筆者は、Androidタブレット2台と、筆者の日常使いの「LG G Flex」の計3台で使用してみたが、いずれもページ送り操作やアイコンセレクト操作などはまったく問題なくできた。
現在、国内で入手可能なスタイラス全般に言えることだが、The Pencil標準鉛筆のスタイラス先端部分も内部に空気を含んだ半球状をしており、尖った部分がないので、細かな文字を記述したり、線と線の接点ポイントをきちっと揃えるのには多少の慣れが必要だ。
また、スタイラス部分の寿命に関してメーカーからの発表はないが、このスタイラス部分は鉛筆に固定されており、鉛筆を使い続けて、短くなってしまうとスタイラスごと廃棄することを前提に考えられているようだ。
スタイラス付き鉛筆のリフィルは6本セットでこの夏に発売される模様。すでに長い歴史あるファーバーカステルのパーフェクトペンシルにアレンジを加え登場した現代版である「The Pencil」とその今後の展開には期待したい。
今回の衝動買い
アイテム:ステッドラープレミアム鉛筆 ザ・ペンシル
価格:Amazonにて4600円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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