イオンと日本通信は31日、両社の協業により通信料金と本体代金あわせて月額2980円(税抜)~で利用できる「イオンのスマートフォン」を発表。総合スーパー「イオン」など全国約170店舗で取り扱う予定で、4月1日から予約受付を開始し、4日から発売する。台数は全国限定8000台で、1人あたり1台限り。
今回、両社が取り扱いを開始するのはスマホ本体と通信サービスのセット。スマホの機種は「nexus 4」で、端末代金は総額3万4080円(税抜)を月額1420円(税抜)で24回の分割払い。通信サービスは月額1560円(税抜)と通話料が20円/30秒(税抜)。それぞれを合計し、月額2980円(税抜)+通話料(20円/30秒・税抜)で利用することができる。
機能等を絞り込み、価格を抑えているのが特徴。通信速度の上限は200kbpsで、通話やメール、インターネットの閲覧は可能だが、ユーチューブ(YouTube)などのインター動画やHD動画の視聴には対応していない。
今回のサービスは、LG製のアンドロイド(Android)スマホ「nexus 4」と日本通信の「b-mobile」のSIMカードを組み合わせたもの。「nexus 4」は4.7インチのタッチ液晶ディスプレイと800万画素/137万画素のカメラを搭載。「b-mobile」は、他社の無線通信インフラを借りるMVNO(仮想移動体サービス事業者)によるモバイル・インターネットサービス。データ通信分野ではすでに提供が進んでいるMVNO利用サービス――今回のイオン+日本通信のように今後はスマホに広がるか注目される。