このページの本文へ

Hyper-V仮想サーバーと仮想ネットワークを一元管理/運用自動化

NEC、SDNも「System Center」で一元管理するソリューション

2014年04月01日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NECは3月27日、仮想サーバー環境と仮想ネットワーク環境を一括管理できる、Windows Server 2012 R2対応の「IaaS運用自動化ソリューション」を発売した。マイクロソフトの「System Center」とNECのSDNコントローラ「UNIVERGE PF6800」を連携させ、仮想環境全体の一元管理や運用自動化を実現する。

サーバとネットワークの運用を一元管理するシステム構成例

 NECでは、Windows Server 2012 R2 Hyper-Vの仮想スイッチをOpenFlow対応にする拡張ソフトウェアを「UNIVERGE PF1000」として配布している。今回、NECとマイクロソフトでは、「System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager(SCVMM)」からPF6800を介してPF1000を制御できるインタフェース(VSEMプロバイダー)を共同で開発した。これを利用することで、System Centerから、NECのUNIVERGE PFシリーズで構成された仮想ネットワーク全体を管理/制御できるようになる。

 NECでは、このソリューションを利用してサーバー管理者がネットワーク環境までを一元管理することで、「設定変更等の日々の運用管理工数を最大75%削減するとともに、リソースの払い出しプロセスを最大85%短縮可能」だと発表している。

 IaaS運用自動化ソリューションの最小構成価格は520万円から。ここにはWindows Server 2012 R2 Standardライセンス、System Centerライセンス、UNIVERGE PF6800、PF5220(24ポートGbEスイッチ)、UNIVERGE PF1000、VSEMプロバイダーが含まれる(別途管理用サーバが必要、またSI費用や保守料は含まれていない)。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード