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ビルボードとツイッター、つぶやきベースの音楽チャート

2014年03月31日 05時17分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 米ツイッターと音楽雑誌発行の米ビルボードは現地時間27日、複数年のパートナーシップを締結。今後数週間以内に協働で「Billboard Twitter Real-Time Chart」という新たな音楽チャートを展開し始める。

 ビルボードでは「Billboard Hot 100」をはじめ、音楽売上やラジオ等でのオンエア回数などを集計した音楽チャートを提供している。今回発表の「Billboard Twitter Real-Time Chart」は、ツイッター上で楽曲やアーティストに関してつぶやかれたツイートデータに基づくチャート。チャートはビルボードのWebサイト「Billboard.com(ビルボード・ドットコム)」に掲載されるほか、公式アカウントの「@Billboard」や「@TwitterMusic」にも投稿される予定だ。

 人々のつぶやき(情報発信)や会話にあふれるTwitterからは、その時期や期間における人々の関心を読み取ることができる。これをテレビに結びつけ、昨年10月に米調査会社ニールセンと米ツイッターは手を組み、テレビ番組に関するツイートを測定する新サービス「Nielsen Twitter TV Ratings」を開始している。

 同じようにTwitterを基にして世の中の音楽に関する動き(関心)を探ろうというのが今回の「Billboard Twitter Real-Time Chart」。リアルタイムで集計される膨大なツイートデータを活用できる分野はほかにもあるはず。そこに新たなビジネスチャンスが生まれそうだ。

音楽チャートで定評のビルボードがツイートベースでどのようなチャートを提供するか期待される

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