通信速度対決はLTE対応の2機種が圧勝
3Gではスピードテストではさすがに厳しいか
通信速度チェックは、いつものように横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前で下りと上りの速度を3回ずつ計測した。計測には通信速度測定サイト「BNRスピードテスト 画像読込み版」を使っている。
auの2機種はLTE対応だが、Fonepad Note 6は3GのHSPA+まで。ここでは格安SIMを想定してドコモXiのSIMを挿すことにした。Fonepadでは下り最大14Mbpsとなる。
Fonepad | G Flex | Xperia Z Ultra | |
---|---|---|---|
横浜駅(下り/上り) |
2.10Mbps /0.93Mbps |
10.60Mbps /11.67Mbps |
10.12Mbps /13.91Mbps |
東京駅(下り/上り) |
4.18Mbps /0.30Mbps |
22.87Mbps /8.29Mbps |
10.97Mbps /13.79Mbps |
浦安駅(下り/上り) |
1.85Mbps /0.21Mbps |
13.78Mbps /5.38Mbps |
14.52Mbps /4.89Mbps |
全計測の平均 (下り/上り) |
1.85Mbps /0.31Mbps |
13.85Mbps /6.96Mbps |
10.19Mbps /8.28Mbps |
これは当然というかauの2機種が圧勝した。なかでもG Flexは東京駅のホームで最速の22Mbpsを出し、全体平均でも最速だ。
Xperia Z Ultraは横浜と東京駅で上りが最速。全体平均でも上りの通信速度が良い。
Fonepad Note 6は残念ながら3Gということもあって 2Mbps前後。最大は東京駅の4Mbps。このテストでは今までもドコモはあまりよい成績が残せていないが、それでもLTE(Xi)なら10Mbps以上を出しているので、3Gではこういうスピードテストではさすがに厳しい結果となる。
ブラウザの起動時間でも
3GとLTEでは大きな差
では、同じ3駅でウェブサイトを開くと時間はどれくらいかかるのか? PC版のASCII.jpトップページを何秒で開くことができるのかを計測してみた。これも各駅で3回計測している。使用アプリはChrome。毎回キャッシュは消去して計測している。
Fonepad | G Flex | Xperia Z Ultra | |
---|---|---|---|
横浜駅 | 12秒22 | 4秒65 | 4秒54 |
東京駅 | 10秒86 | 4秒94 | 4秒54 |
浦安駅 | 14秒49 | 5秒33 | 4秒02 |
全計測の平均 | 16秒19 | 5秒68 | 5秒27 |
これはXperia Z Ultraが全項目で勝利。もっともG Flexも僅差で追っている。この2機種はほぼ同じくらいの時間と考えてよい。
この2機種に比べFonepad Note 6は6秒遅い。通信速度を考えると善戦していると言えるかもしれないが、LTEの表示速度に慣れていると3Gでは厳しい印象……。ただ、最近ではスマホ向けのレイアウトを用意したウェブサイトも増えているし、格安SIMのユーザーには許容範囲か。

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