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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第78回

6型のファブレット対決 Fonepad、G Flex、Z Ultra、最速は?

2014年03月31日 17時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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通信速度対決はLTE対応の2機種が圧勝
3Gではスピードテストではさすがに厳しいか

 通信速度チェックは、いつものように横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前で下りと上りの速度を3回ずつ計測した。計測には通信速度測定サイト「BNRスピードテスト 画像読込み版」を使っている。

 auの2機種はLTE対応だが、Fonepad Note 6は3GのHSPA+まで。ここでは格安SIMを想定してドコモXiのSIMを挿すことにした。Fonepadでは下り最大14Mbpsとなる。

  Fonepad G Flex Xperia Z Ultra
横浜駅(下り/上り) 2.10Mbps
/0.93Mbps
10.60Mbps
/11.67Mbps
10.12Mbps
13.91Mbps
東京駅(下り/上り) 4.18Mbps
/0.30Mbps
22.87Mbps
/8.29Mbps
10.97Mbps
13.79Mbps
浦安駅(下り/上り) 1.85Mbps
/0.21Mbps
13.78Mbps
5.38Mbps
14.52Mbps
/4.89Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
1.85Mbps
/0.31Mbps
13.85Mbps
/6.96Mbps
10.19Mbps
8.28Mbps

 これは当然というかauの2機種が圧勝した。なかでもG Flexは東京駅のホームで最速の22Mbpsを出し、全体平均でも最速だ。

 Xperia Z Ultraは横浜と東京駅で上りが最速。全体平均でも上りの通信速度が良い。

 Fonepad Note 6は残念ながら3Gということもあって 2Mbps前後。最大は東京駅の4Mbps。このテストでは今までもドコモはあまりよい成績が残せていないが、それでもLTE(Xi)なら10Mbps以上を出しているので、3Gではこういうスピードテストではさすがに厳しい結果となる。

スピードテストでの比較では、3Gは下りはもちろん上りでも、さすがに勝負としては厳しい

ブラウザの起動時間でも
3GとLTEでは大きな差

 では、同じ3駅でウェブサイトを開くと時間はどれくらいかかるのか? PC版のASCII.jpトップページを何秒で開くことができるのかを計測してみた。これも各駅で3回計測している。使用アプリはChrome。毎回キャッシュは消去して計測している。

  Fonepad G Flex Xperia Z Ultra
横浜駅 12秒22 4秒65 4秒54
東京駅 10秒86 4秒94 4秒54
浦安駅 14秒49 5秒33 4秒02
全計測の平均 16秒19 5秒68 5秒27

 これはXperia Z Ultraが全項目で勝利。もっともG Flexも僅差で追っている。この2機種はほぼ同じくらいの時間と考えてよい。

 この2機種に比べFonepad Note 6は6秒遅い。通信速度を考えると善戦していると言えるかもしれないが、LTEの表示速度に慣れていると3Gでは厳しい印象……。ただ、最近ではスマホ向けのレイアウトを用意したウェブサイトも増えているし、格安SIMのユーザーには許容範囲か。

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