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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第78回

6型のファブレット対決 Fonepad、G Flex、Z Ultra、最速は?

2014年03月31日 17時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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文字入力は正直なところ苦手
片手モードを使っても……

 続いて片手操作での文字入力テスト。下の文面をGmailの新規作成画面に入力し、そのタイムを比較する。入力方法はフリック入力。

「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

Fonepad

G Flex

Xperia Z Ultra

 今回は本体サイズが大きいため、テスト前から文字入力はやや苦手ではないかと想像した。そのため片手モードやキーボードサイズを変更した場合も計測した。その結果が以下の通り。

  Fonepad G Flex Xperia Z Ultra
入力プログラム FSKAREN Ver.2.0.5 オムロン Ver.2.3.2 POBox Touch 6.2
最速タイム
(通常/片手モード)
1分17秒28
/1分4秒67
1分35秒39
/1分9秒39
53秒18(キー縮小)
平均タイム 1分24秒42
/1分11秒53
1分41秒64
/1分12秒27
1分0秒51(キー縮小)

 通常時の文字入力では、Fonepad Note 6が1位。とはいえ1分を大幅に越えており、これまでのスマホでは40秒台という例もあったので明らかに遅い。文字種の切り替えボタン(左端)が遠いのが、特に辛い(筆者は右利き)。指に力を入れて伸ばす必要がある。入力が終わったときに「疲れた……」と感じてしまうほど。

 これはG Flexも同様で、「あ」のボタンなどはうまく押せてないようで、フリック入力がうまくいかない。

 Xperia Z Ultraに至っては、通常時のキーボードでは片手入力は困難だ。時間をかければ入力できるが、現実的ではないので断念した。

 そこで3機種とも片手操作がしやすいようカスタマイズ。Fonepadはスクロールと同じく4.3型の片手モードに切り替え、G FlexとXperia Z Ultraはキーボードを縮小した。

G FlexやXperia Z Ultraはキーボードのサイズ自体を変更可能

 これでタイムが縮まり、ようやくXperia Z Ultraで1分を切る結果が出た。ただそれでも3機種とも歴代機種の中では遅いほう。片手操作ではスクロールやタッチ操作くらいにとどめ、文字入力は素直に両手入力でするのがいいだろう。

起動時間はG Flexが短め
FonepadとXperiaは同等

 次は起動時間のテスト。電源ボタンを押してからロック画面が表示されるまでのタイムを測る。これも3回計測で、最速値と平均値を出した。

  Fonepad G Flex Xperia Z Ultra
最速タイム 33秒43 21秒18 34秒00
平均タイム 35秒39 23秒59 34秒73

 これはG Flexが10秒以上早い。起動後auとLGのロゴが表示される。

 Fonepad Note 6はASUSのロゴがずっと表示。Xperia Z Ultraはソニー、Xperia、auのロゴに、防水キャップの説明画面と表示するものが多い。

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