文字入力は正直なところ苦手
片手モードを使っても……
続いて片手操作での文字入力テスト。下の文面をGmailの新規作成画面に入力し、そのタイムを比較する。入力方法はフリック入力。
「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」
今回は本体サイズが大きいため、テスト前から文字入力はやや苦手ではないかと想像した。そのため片手モードやキーボードサイズを変更した場合も計測した。その結果が以下の通り。
Fonepad | G Flex | Xperia Z Ultra | |
---|---|---|---|
入力プログラム | FSKAREN Ver.2.0.5 | オムロン Ver.2.3.2 | POBox Touch 6.2 |
最速タイム (通常/片手モード) |
1分17秒28 /1分4秒67 |
1分35秒39 /1分9秒39 |
53秒18(キー縮小) |
平均タイム |
1分24秒42 /1分11秒53 |
1分41秒64 /1分12秒27 |
1分0秒51(キー縮小) |
通常時の文字入力では、Fonepad Note 6が1位。とはいえ1分を大幅に越えており、これまでのスマホでは40秒台という例もあったので明らかに遅い。文字種の切り替えボタン(左端)が遠いのが、特に辛い(筆者は右利き)。指に力を入れて伸ばす必要がある。入力が終わったときに「疲れた……」と感じてしまうほど。
これはG Flexも同様で、「あ」のボタンなどはうまく押せてないようで、フリック入力がうまくいかない。
Xperia Z Ultraに至っては、通常時のキーボードでは片手入力は困難だ。時間をかければ入力できるが、現実的ではないので断念した。
そこで3機種とも片手操作がしやすいようカスタマイズ。Fonepadはスクロールと同じく4.3型の片手モードに切り替え、G FlexとXperia Z Ultraはキーボードを縮小した。
これでタイムが縮まり、ようやくXperia Z Ultraで1分を切る結果が出た。ただそれでも3機種とも歴代機種の中では遅いほう。片手操作ではスクロールやタッチ操作くらいにとどめ、文字入力は素直に両手入力でするのがいいだろう。
起動時間はG Flexが短め
FonepadとXperiaは同等
次は起動時間のテスト。電源ボタンを押してからロック画面が表示されるまでのタイムを測る。これも3回計測で、最速値と平均値を出した。
Fonepad | G Flex | Xperia Z Ultra | |
---|---|---|---|
最速タイム | 33秒43 | 21秒18 | 34秒00 |
平均タイム | 35秒39 | 23秒59 | 34秒73 |
これはG Flexが10秒以上早い。起動後auとLGのロゴが表示される。
Fonepad Note 6はASUSのロゴがずっと表示。Xperia Z Ultraはソニー、Xperia、auのロゴに、防水キャップの説明画面と表示するものが多い。

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