Celeronモデルでも実用上十分なパフォーマンス
Lenovo B590は、コストパフォーマンスと使い勝手に優れたベーシックノートPCであるが、そのパフォーマンスはどの程度のものなのだろうか。参考のために、Windowsエクスペリエンスインデックスと、ベンチマークプログラム「PCMark 7」の結果を以下に掲載する。
まず、Windowsエクスペリエンスインデックスだが、B590 Celeronモデルは、プロセッサ「5.9」、メモリ「5.5」、グラフィックス「4.5」、ゲーム用グラフィックス「6.1」、プライマリハードディスク「5.9」、Core i5モデルは、プロセッサ「7.1」、メモリ「7.5」、グラフィックス「6.5」、ゲーム用グラフィックス「6.5」、プライマリハードディスク「5.9」という結果になった。
Windowsエクスペリエンスインデックスは4以上あれば、Windows 7のすべての機能が快適に操作できるとされているが、B590 Core i5モデルはもちろん、B590 Celeronモデルでも、余裕でクリアしている。実際に、B590 Celeronモデルで作業を行ってみたが、十分な処理性能を持っているという印象を受けた。
次に、PCMark 7を実行してみた。CeleronモデルのPCMark 7 Scoreは「1589」、Core i5モデルのPCMark Scoreは「2512」という結果であり、こちらも十分に高いスコアだ。
Windows XP搭載PCからの乗り換え候補としてお勧め
B590 Celeronモデル(メモリー4GB、HDD 500GBで試用機よりもスペックは上)、の実売価格は4万6000円前後、B590 Coire i5モデル(メモリー4GB、Windows 7 Home Premium搭載で試用機と多少スペックは異なる)の実売価格は5万8000円前後と、リーズナブルな価格を実現しており、コストパフォーマンスは非常に高い。キーボードやタッチパッドの操作性も優れており、1台あたりの価格が安いので、オフィスで一括導入するにも向いている。
ThinkPad譲りの高い信頼性と必要十分な性能も期待できる製品であり、量販店で買えるモデルとしては珍しく、Windows XPと操作方法がほとんど変わらないWindows 7搭載機であることも魅力だ。Windows XP搭載PCから乗り換えたいが、Windows 8.1の新UIにはどうしても慣れないという人や、Lenovo ThinkVantage Toolsを愛用している人にもお勧めの製品だ。