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フェイスブックが仮想現実×ソーシャルで何を?

2014年03月26日 05時35分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 米フェイスブックは現地時間25日、ヴァーチャル・リアリティ(VR)・テクノロジーの先進企業である米オキュラスVR(Oculus VR)の買収で合意に至ったと発表した。買収総額は20億ドルで、2014年第2四半期(4~6月期)に買収取引を完了する予定だという。

 オキュラスVRは、ヴァーチャル・リアリティ対応のゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「オキュラス・リフト(Oculus Rift)」を開発。オキュラス・リフトはおもにゲーム分野で注目され、HMD開発者から7万5000以上も開発キットの注文を受けたほど。

 フェイスブックは、オキュラスの持つ優位性をゲームだけではなく、通信やメディア、エンターテインメント、教育をはじめさまざまな分野に広げていくことを計画。フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏も「オキュラスは最も社会的なプラットフォームを構築し、我々の仕事や遊び、コミュニケーションの方法を変革するだけのチャンスを持っている」と意気込む。

 一方、オキュラスVRのCEO、ブレンダン・イリーベ(Brendan Iribe)氏は「世界で最高の仮想現実プラットフォームを提供するために、マークやフェイスブックのチームと働けることに興奮している」とコメント。オキュラスVRは買収後も本拠地のカリフォルニア州アーバインでOculus Riftの開発を継続していく。

VR対応HMDを開発するオキュラスVR

VR対応HMDを開発するオキュラスVR

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