ソニーがBlu-ray Discレコーダーおよびスマートフォンアプリのソフトウェアアップデートを行ない、外出先(LAN外)での録画/ライブ番組の視聴に対応すると発表した。BDレコとスマホ/タブレットの組み合わせで「ロケーションフリー」の使い勝手を実現する。
BDレコーダーは2013年発売モデルが対象で、スマホ/タブレットは「TV SideView」の導入が可能なAndroid 4.0.3以降の機種が対応となる。
アップデートは本日から提供開始予定で、TV SideViewの新機能(外出先でのテレビ視聴)の利用は有料(500円)となる。
アップデートでスマホから試聴可能になるのは、BDレコーダーで録画した番組と、BDレコーダーで受信可能な地上デジタル(ローカル局含む)、WOWOWとディズニーチャンネルを除くBSデジタルのライブ放送。CSデジタル放送はTV SideViewの番組表が対応しないため、非対応となる。また、BDレコーダー「BDZ-E510」を使用する場合は録画番組の視聴のみとなる(ライブ放送には非対応)。
技術的にはDTCP+と独自のNAT越えサービスを組み合わせており、国内はもちろん海外からも自宅のBDレコの映像を視聴できる。
画質は720p(3.5Mbps)/360p(1.32Mbps)/180p(650kbps)の3段階から選べ、回線状況に合わせてチョイスできる。BDレコーダーとスマホは各々登録が必要で、登録できる台数はどちらも6台までとなる。なお、同時に接続できるBDレコとスマホは1対のみだ。
なお、TV SideViewでは「ワイヤレスおでかけ転送」や「外から録画予約」には非対応で、これらの機能を使うには「Twonky Beam」や「CHAN-TORU」といったアプリを利用する必要がある。
ただし、4月下旬に予定されているTV SideViewのアップデートにより、これらの機能がすべて内包される予定。また、iOSデバイスでもAndroidと同等の機能が実現可能となる(対象となるのはiOS 6.0以上のiPhone 4S/iPad 2以降のモデル)。
