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Windows 8.1採用の8型タブレット「dynabook Tab VT484/26K」の様々な使い道を追求! 第1回

GPS搭載タブレットのナビで、快適な運転ができるかをチェック

東芝8インチタブ「dynabook Tab」をカーナビ風に使ってみた

2014年03月28日 11時00分更新

文● 行正和義

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dynabook Tab VT484/26Kを車載してみた。雰囲気は悪くない。

 dynabook Tab VT484/26Kを車載したらどんな感じに使えるのか試してみた。タブレットをがっしり掴んで固定するようなホルダーもあるのだが、とりあえずダッシュボード部に簡易装着。dynabook Tab VT484/26KはWi-Fiモデルのみなので、地図サイトや交通情報などへのアクセスにはネットワーク環境が要るため、スマホでテザリングを使っている。

 雰囲気としては悪くない。スマホでナビする場合、地図表示はあくまで情報のサポートで、音声や矢印といったナビゲーション指示がメインだ。これは運転中に画面を注視すべきではないという理由もある。ところが画面が大きいと注視しなくてもそれなりの情報量が目に入ってくるもので、今どこを走っているのか/周囲になにがあるのか軽く視線を飛ばしただけで思いのほか把握できる。

四隅をゴムバンドで引っ掛けただけなのだが、案外きっちりとまるもので、このまま持ち運びに使ってもいいくらい

 とはいってもこれは、あくまで地図を表示したままで、運転の合間に現在位置などを確認するような使い方。目的地までのルートを検索し、指示に従って走る「ナビ」とはまた別だ。

 しかしこの「ナビ」機能がWindows 8.1ではあまり使えない。そもそも標準のマップ「Bing Map」ではルート検索が電車のみ。車や徒歩ルートを出すにはIEから「地図」を起動する(ルート検索を除けばBing Mapとほぼ変わりない)。さらにはIEでGoogleマップを用いるか、Chromeをインストールしてマップを用いるかでも微妙に使い勝手は違う。

ダッシュボードには吸盤固定のクリップ(ナビに限らずオンボードカメラごっこをしたり、駐車券をはさんだりと重宝する)。ちなみに、いつもこんな具合な情報端末カーにして走っているわけではない)

 いずれも然るべきルートが表示され、現在位置を中心とした地図表示、ルート表示とナビゲーション最低限できるものの、リアルタイムなルート最探索(道を間違えたときとか)はできず、ナビ表示もシンプルな分かりやすさに欠ける。また、いずれのソフトも内蔵電子コンパスは使っておらず、車両が向いている方向は出ない。

しかしWindows 8.1標準BingMap、なぜ電車ルートしか検索できないのだ……

 移動しながらリアルタイムに見るといった用途においてはAndroidのマップのようなこなれたインターフェイスは望むべくもないかもしれない。しかしそれにしてもせっかくモバイルとしてまともに使えるWindowsタブレットが登場したのだから、標準マップがもう少し使えてもよさそうなものだと思うのだが。

IEから地図を検索して呼び出すと車や徒歩ナビが使える。標準地図で削っている理由が正直分からない


(次ページ「安全性に配慮が必要だが、アプリ次第でカーナビに近い性能を発揮する」へ続く)

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