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1/1空挺戦闘車やチップチューンライブを体験しよう!

これぞ大人の文化祭!! ニコニコ技術部の「NT京都」に行こう

2014年03月20日 20時15分更新

文● 広田稔(@kawauso3)、多田祥人

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「テクノロジーの無駄遣い」な面白い展示がズラりと並ぶNT京都2014。今年は70以上の出展者を集めた。関西近県にお住まいの方はぜひ行ってみるべし

 ここ数年、niconicoの「ニコニコ技術部」(ニコ技)や雑誌「Make」のイベント「Maker Faire」といったシーンでの「ものづくり」が盛り上がりを見せている。既製品を買うのではなく、自分がほしいものや、他人を驚かせるユニークな作品を作って、みんなと共有して楽しむ──。そんなムーブメントを目の当たりにできるのが、3月22日、京都市・西院春日幼稚園、春日神社境内で開催されるお祭り「NT京都2014」だ。

 今年の合い言葉は、「ネタもの系ものづくり大集合!!」。1/1サイズの空挺戦闘車「ヴィーゼル」や、衛星を作るプロジェクトなど、普通の展示会では見られないカオスなアイディアが満載となっている(詳細は後述)。その詳細をNT京都のお世話係長で「おっぱいマウス作ってみた」の制作者である「akira_you」さんと、ニコニコ技術部の広報担当である「夢限童子」さんの2人に聞いてみた。

「ミクさんマジ天使」で集まったニコ技メンバー

── イベントについて聞く前に、そもそもニコ技ってどんな経緯で立ち上がってきたのか教えていただけないでしょうか?

akira_you 2006年末にniconicoが始まる以前は、作ってる人がそれぞれで活動していた感じです。自分のウェブサイトに活動報告を上げたりして、当時からそこそこ知られてる人もいました。


── そうした方々がniconicoで集まったきっかけは?

akira_you 初音ミクが発売された2007年8月31日のすぐあとから、ネギ振りを始めとする電子工作系の動画が投稿され始めたんです。そこに誰かはわかりませんが「ニコニコ技術部」というタグがつけられた。同じことをやろうとしていた人たちがそのタグをたどって、ジャンルへの興味を持ち、徐々に人が集まってきた感じです。この話はrerofumi(不在通知P)さんのブログ記事が詳しいですね。

初回となるMake:Tokyoの様子。ヒゲキタさんの3Dプラネタリウムとかが見えます

夢限童子 要するに「ミクさんマジ天使」に収束するのがニコ技と言えるわけで……。リアルでつながりが生まれたのは2008年4月、電子工作やDIYなどの作品を扱うイベント「Make Tokyo Meeting」(MTM、現「Make Fair Tokyo」、関連記事)にみんなで参加した頃からかな?

akira_you そうですね。このMTMをきっかけにリアルでのつながりが生まれて、「ニコ技でも同じことをやりたいよねー」と話していたんです。それで言い出しっぺがやるの法則にしたがって、私が2008年8月、大阪の高槻市で第1回となる勉強会の「Nicotech Takatsuki Meeting」を始めました。


── 最初はどんな雰囲気でしたか?

akira_you 第1回から会場の定員ギリギリで満員状態でした。なので次回を企画した際、親しくしていた京都の春日神社幼稚園に会場を貸してほしいと持ちかけたんです。園長さんにニコ技とは何か、初音ミクがなぜネギ振ってるのかを説明してniconicoを教えたら、動画を見まくって「なんとなく、やろうとしてることはわかったよ」と快諾してくれた。そうして2009年3月に「Nicotech京都Meeting」(NKM、現「NT京都」)が始まったんです。


── ニコ技系のイベントは、ほかにも名古屋や金沢、福岡などで開催してますが、その中で京都の特色は?

akira_you NT京都は毎年欠かさずやっていて、高槻で開催していた時代も含めて、今年で6回目と最多なんですよ。

夢限童子 参加人数も最大ですね。

akira_you 去年の集計では、出展が200人弱で、見学が300人ぐらいだったはず。入り口ののべ人数じゃなくて、ユニークカウントで。

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