iPhone上で新規「ノート」を作成する
スマホ版のOneNoteでも「ノート」を作成することはできる。画像を追加したり、文字修飾することも可能だ。画面下の「+」ボタンを押せば、表示している場所に「ノート」が追加される。もちろん、既存の「ノート」を開いて、再編集することもできる。
単に文章を書くほか、チェックボックスや箇条書きスタイルで入力したり、左寄せ・右寄せなども可能。カメラアイコンをタップすれば、写真を入れることもできる。ただし、ウェブページのコンテンツを直接張り込むことはできない。その場合は、画面キャプチャーを取って、ライブラリから取り込むようにしよう。
超高速な全文検索で情報を活用する
「検索」機能では、キーワード検索が可能。「ノートブック」や「セクション」だけでなく、「ノート」も含めた全文検索をしてくれる。大量のノートがあっても、一瞬で検索できるので手間がかからない。
複数のアカウントを切り替えて利用できる
複数のマイクロソフトアカウントを運用している場合でも問題なし。複数アカウントを登録して、切り替えて利用できる。その場合、「クイックノート」の保存先を変更することも可能だ。
OneNoteは情報を貯めておくだけでなく、活用することが目的のアプリ。日常のあらゆる情報を登録しておけば、マイデータベースとして活用できる。日記代わりに使うもよし、ToDo管理に使うもよし。アイディアをメモしたり、企画書の下書きを保存しておくのもいいだろう。領収書を記録して家計簿代わりにしたり、授業のノート代わりにだって使えるのだ。
似たようなサービスで「Evernote」がある。Evernoteだとスマホアプリでも音声や動画を扱えるうえ、「セクション」にあたる「ノートブック」を作成できる。このあたりは、OneNoteのスマホアプリでも早急に対応して欲しいところだ。その代わり、OneNoteには月間のデータアップロード容量に制限がないのが魅力。Evernoteだと、無料アカウントなら1ヵ月にたった60MB、有料アカウントでも1GBまでしかアップロードできないのだ。OneDriveは無料で7GB、カメラ機能を有効にするだけでカンタンにプラス3GBできるので、10GBもの容量を利用できる。しかも、有料の追加プランも100GBで月額1.99ドルと激安。これからのマイデータベースには「OneNote」を使うのが主流になるかもしれない。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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