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『iPhoneで音楽! 好きな曲がもっと聴きたくなる本』特別座談会

オーディオはおじさんだけのものじゃない!!

2014年03月20日 19時00分更新

文● アスキー書籍編集部 写真●Yusuke Homma(GIRLS

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本書に書かれているオーディオの基礎について解説中。真剣に話を聞く3人。歌手としても活動しているだけに、音についてはそれぞれこだわりを持っているようです

音質が違ってくる理由を知ることが大切

──『iPhoneで音楽! 好きな曲がもっと聴きたくなる本』について、ポイントを説明していきましょう。まず、音楽CDの取り込み方法なんですけど、ここがすごく重要です。iTunesは使っていますか?

全員 はい

──設定は最初のままですよね? そうすると、不要な音を削除するなど圧縮して取り込むので、音楽データの容量は小さくなっていますがCDよりも音が悪くなっているんです。

寺島 そうなんだ!

渋谷 MP3に変換したら悪くなるってことですね。

──そうなんです。だから、CDで直接音楽を聴くとビックリするくらい音がいいですよ。

寺島 CDウォークマンもですか? 私は東京に引っ越してきてからパソコンがないので、iPhoneで直接音楽を購入するか、音楽CDはCDウォークマンで聴いてるんです。なかなか売ってなくて、見つけるのが大変でした(笑)。

──CDウォークマンは、音にこだわる人がまだ愛用していたりするんですよ。でも、iTunesでもCDと同じ音質で取り込むことができます。設定を「Appleロスレス」にすればいいんです。

豊田 なるほど。知ってる人は少ないですよね。この設定画面はいつも気にせずに「はいはい」って進めちゃう(笑)。

渋谷 わかるわかる(笑)。

豊田 でも、容量は結構違うんですよね?

──4、5倍くらいになりますね。だから、気に入った曲だけでもいいかもしれません。そして、この本ではスピーカーも紹介しています。ワイヤレススピーカーは女の子に人気みたいですよ。

豊田 スピーカーは、家用に欲しいんですよ。

寺島 そうそう。

豊田 いまは折りたたみ式のつなげて聴けるスピーカーを使ってます。電池がいらない、みたいな。でもちょっと音がイマイチで……。

──イヤホンジャックとケーブルでつなげるものですよね? それはiPhoneの中の「DAC」と「アンプ」を使っているので音質面では厳しいかもしれないですね。

豊田 DAC?

──音が流れるものにはDACとアンプが入っているんです。デジタルデータという数字をアナログデータという波に変えるものがDACで、その波を大きくするものがアンプと呼ばれるものです。その性能がiPhoneはあまりよくないんです。いま人気のワイヤレススピーカーはBluetoothというもので音楽データを飛ばしています。

寺島 あ、iPhoneにありますよね?

──はい。それを使うと音楽データを無線でスピーカーに送れるんですよ。

渋谷 通信されるんですね。

──そうです! そして、スピーカーの中にあるDACとアンプを使って再生します。

豊田 なるほど。スピーカーに入っているDACやアンプがいいものなら、音がよくなるわけですね。こういことを知っていると知っていないとでは、スピーカーの選び方も変わってきますね。女の子は絶対に知らないですよ。

渋谷 せっかく聴いてもらうんだったら、私たちのCDもいい環境で聴いてほしいかも。

──確かにそのほうが楽しめますね。ただ、それだとCDの良しあしや歌い方などの細かいところもわかっちゃいますよ(笑)。

渋谷 あー!!!

寺島 それはいろいろと(笑)。

渋谷 うちらの曲はケーブルいっぱいつないでもらおう(笑)。

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