利用シーンに合わせて3種類のスタイルに変形!
2-in-1タイプのクラムシェルノート「VAIO Fit 15A」
外出先に持ち歩かず据え置きマシンとして使うなら、15.5インチの液晶ディスプレーを搭載する「VAIO Fit 15A」がおすすめ。
最大の特徴は「マルチフリップヒンジ」と呼ばれる特殊なヒンジ機構により、液晶ディスプレーを180度回転させられる点。利用シーンに応じて「キーボードモード」、「ビューモード」、「タブレットモード」の3種類のスタイルに変形可能だ。
ビューモードは動画の視聴やWindowsストアアプリを利用するのに向いている。特に15.5インチの液晶ディスプレーは迫力があり、ホームエンタテイメント向けのマシンとしても利用できるだろう。
タブレットモードについては大きすぎて重く、タブレットならではの手軽さが損なわれているように思う。だが逆に画面の大きさを活かして、複数の人と一緒に利用するテーブルトップ的な使い方のほうが適しているかもしれない。
VAIO Fit 15Aの店頭モデルには、スペックの異なる2機種が用意されている。オススメはもっとも高スペックな「SVF15N28EJS・B・P」で、CPUはCore i7-4500U(1.80GHz)でメモリー容量は8GB、ストレージは1TBのハイブリッドHDDとパワフルな構成だ。
もうひとつのモデルは、スペックを抑える代わりに値段が手頃な「SVF15N27EJS・B・P」。CPUにはCore i3-4050U(1.70GHz)を搭載し、メモリー容量は4GBで1GBのHDDを搭載している。
両モデルともに液晶ディスプレーのサイズは15.5インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHDだ。直販限定のVAIOオーナーメードモデルであれば2880×1620ドットの3K表示が可能な液晶ディスプレーや、GPUに「NVIDIA GeForce GT 735M」を選択できる。
専用GPUを追加すると、HDMI端子から4096×2160ドットの4Kデジタルシネマで出力可能となる点もポイント。写真や動画をより鮮明に楽しむなら、3Kディスプレーと専用GPUの組み合わせを選びたい。
15インチ前後のデスクノートはもっとも製品ラインナップの多いジャンルだが、2-in-1モデルとしてリリースされているのはVAIO Fit 15Aだけだ。
バッテリー駆動時間は約8.5時間とあまり長くはなく、持ち運びには向かないが、回転する液晶ディスプレーはプレゼンや打ち合わせで相手に大きなインパクトを与えることができるだろう。基本的にはじっくり腰を落ち着けた作業向きだが、さまざまな活用法が考えられるマシンだ。
VAIO Fit 15A店頭モデル(SVF15N28EJS・B・P)の主なスペック | |
---|---|
CPU | Intel Core i7-4500U(1.8GHz) |
メモリー | 8GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4400 |
ディスプレー | 15.5型ワイド(1920×1080ドット) |
ストレージ | 1TB ハイブリッドHDD |
無線通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0+HS |
インターフェース | USB 3.0、HDMI、NFCなど |
本体サイズ | 幅377.1×奥行き253.8×高さ18.4(最厚部20)mm |
重量 | 約2.29kg(バッテリー込み) |
OS | Windows 8.1(64bit) |
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