本気でモバイルする人向けのハイエンドモデル
13.3インチの高性能Ultrabook「VAIO Pro 13」
「VAIO Pro 13」の魅力は、総合的なバランスのよさだ。高い性能と十分なスタミナを持ちながらも本体は軽く、タッチ対応ディスプレーやキーボードなどの操作性にも優れている。
生産性の高さと優れたモバイル性能を兼ね備えたモデルで、場所を問わずにバリバリ仕事をこなす人に向いているだろう。特に資料の作成や閲覧には最適なマシンだ。
重量は約1060gで、同クラスのタッチ対応Ultrabookとしてはかなり軽い部類に入る。11.6インチまで視野に入れればもっと軽いモデルはあるが、仕事の生産性を損なわないためにもある程度のサイズがあったほうがいい。持ち運びやすさと操作性を考えると、13.3インチはモバイルには最適なサイズなのだ。
CPUにはCore i5-4200U(1.6GHz)を採用し、メモリーは4GB、ストレージとしては128GBのSSDを搭載している。
液晶ディスプレーのサイズは13.3インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD対応だ。バッテリー駆動時間は約13時間と、今回紹介するモデルの中ではもっともスタミナ面で優れている。
さらにオプションの「シートバッテリー」(VGP-BPSE38、直販価格9980円)を利用すれば、約26時間の駆動が可能。VAIO Pro 13の底面に装着する形で増設でき、バッテリーの重量は290g。内蔵バッテリーでもバッテリー切れで困ることはないと思われるが、シートバッテリー付きなら充電することすら気にしなくてもいいかもしれない。
本体のサイズは幅322×奥行き216×高さ12.8~17.2mmだ。フットプリントとしてはA4用紙(297×210mm)よりもふた回りほど大きく感じるが、標準的なカバンならスッポリ納まるだろう。
高さは最厚部で17.2mmとUltrabookとしては標準的だが、構造的な理由によりタッチ非対応機に比べて厚くなってしまうタッチ対応モデルとして考えればトップクラスの薄さだ。
VAIO Pro 13を使ってみて実感するのは、なんと言っても優れた操作性。キーボードのキーピッチは約19mmとサイズが大きめで入力しやすい。キーストロークは約1.35mmでやや浅めだが、軽めのクリック感を感じる作りでリズミカルにタイピングできる。
軽いタッチでサクサク入力できるため、長時間使用しても疲れにくいだろう。液晶ディスプレーのタッチ操作についても良好で、液晶パネルの表面を滑るように操作できる。
直販サイト「ソニーストア」限定販売のVAIOオーナーメードモデル「SVP1322A1J」なら、CPUにより高性能なCore i7-4650U(1.7GHz)を選んだり、ストレージに超高速アクセスが可能なPCIe接続のSSDを選択したりもできる。外出先でも生産性を損なわない、スペックの高さが魅力だ。
VAIO Pro 13店頭モデルの主なスペック | |
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CPU | Intel Core i5-4200U(1.6GHz) |
メモリー | 4GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4400 |
ディスプレー | 13.3型ワイド(1920×1080ドット) |
ストレージ | 約128GB SSD |
無線通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0+HS |
インターフェース | USB 3.0、HDMI、NFCなど |
本体サイズ | 幅322×奥行き216×高さ12.8(最厚部17.2)mm |
重量 | 約1060g(バッテリー込み) |
OS | Windows 8.1(64bit) |
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