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あと半月……いろんな理由で4月までに買っておきたいデジタル製品 第1回

「SONY」ブランド最後の「VAIO」を買いたい!

2014年03月18日 12時00分更新

文● 高橋量

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軽量&薄型なビジネスタブレットの最高峰
PCとしても使える11.6インチWin8.1タブ「VAIO Tap 11」

ワイヤレスキーボードとデジタイザースタイラスが付属する11.6インチタブレット「VAIO Tap 11」

ワイヤレスキーボードとデジタイザースタイラスが付属する11.6インチタブレット「VAIO Tap 11」。使用する時は本体とキーボードは分離された状態となる

 Windowsタブレットの中でも特に最近人気の高いのが、持ち運びやすく値段も手頃な8インチタイプのモデルだ。だが、スペックが控えめな上に解像度は1280×800ドット中心で1画面あたりの情報量が少ないため、作業をバリバリこなすには向いていない。

 特に仕事で利用するなら、パワフルで広いデスクトップを持つ10~11インチクラスのタブレットを選ぶべきだろう。

 「VAIO Tap 11」はフルHD表示が可能な11.6インチ液晶ディスプレーを採用したWindows 8.1搭載のタブレット。CPUはCore i5-4210Y(1.5GHz)、メモリー容量は4GBでストレージは128GB SSDの構成と、仕事で使うには十分なスペックを持っている。

 LTE対応モデルなら、いつでもネットに接続可能。回線は「au 4G LTE」を採用し、月額利用料は「誰でも割シングル」適用時で5700円となっているが、auの4G LTEスマートフォンやタブレットを持っている場合はさらに割引されるサービスもある。

 本体サイズは幅304.6×奥行き188×高さ9.9mm(LTE非対応モデル、LTE対応モデルは高さ10.5mm)でコンパクトで持ち歩きやすい。実際に手にすると非常に薄く、1枚の板を持っているように感じる。11.6インチのWindowsタブレットとしては最薄で、よりサイズの小さい10~11インチタブレットを含めてもトップクラスのスリムさだ。

高さはわずか9.9mmで、10~11インチタブレットの中では最薄クラス

高さはわずか9.9mmで、10~11インチタブレットの中では最薄クラス

 重量は約780g(LTE非対応モデル、LTE対応モデルは約830g)で、同クラスのタブレットの中ではやはり最軽量となる。

 片手でも楽々と持ち上げられるので、自宅や会社はもちろん、移動時の電車やタクシーの中でも手軽に使うことが可能だ。フルHDの液晶ディスプレーと高性能なパーツを搭載していることを考えると、驚異的な軽さだと言える。

重量は約780gと非常に軽いので、片手で持ち続けても疲れにくい

重量は約780gと非常に軽いので、片手で持ち続けても疲れにくい

背面のスタンドを使うことで本体を自立させることが可能。角度は115~130度で無断階に調整できる

背面のスタンドを使うことで本体を自立させることが可能。角度は115~130度で無断階に調整できる

 インターフェースとしては周辺機器接続用にUSB 3.0端子×1、映像出力用にmicroHDMI端子を用意。通信機能はIEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.0+HSに対応している。また、NFC機能やmicrosSD/SDHC/SDXC対応のメモリーカードスロットを用意するなど、タブレットとしては必要十分な構成だ。

本体上面にはLTE通信用のmicroSIMカードスロット(LTE対応モデルのみ)とmicroSDカードスロットが用意されている

本体上面にはLTE通信用のmicroSIMカードスロット(LTE対応モデルのみ)とmicroSDカードスロットが用意されている

左側面にはUSB 3.0端子とmicroHDMI端子を配置

左側面にはUSB 3.0端子とmicroHDMI端子を配置

右側面は音量調節ボタンと電源ボタン、ヘッドホン端子が並ぶ

右側面は音量調節ボタンと電源ボタン、ヘッドホン端子が並ぶ

 付属品が充実している点もポイント。ワイヤレスキーボードはキーピッチが19mmと大きめのサイズが確保されているため入力しやすく、資料や長文メールの作成も難なく行なえる。

 タッチパッドが付属しているので、指でのタッチでは難しい細かな作業も簡単だ。また、本体とキーボードは磁石によりピタッとくっつくようになっているため、持ち歩き時にはキーボードをカバーとして使うことも可能。キーボードの重量は約320gと軽く、本体と合わせても約1.1kgしかない。

付属のワイヤレスキーボード。バッテリー内蔵で、本体にセットしたときに充電が行なわれる

付属のワイヤレスキーボード。バッテリー内蔵で、本体にセットしたときに充電が行なわれる。充電用の接点が右上にある

キーボードを液晶ディスプレーを保護するカバーとして使った状態。背面にはヘアライン加工が施され、質感も上々だ

キーボードを液晶ディスプレーを保護するカバーとして使った状態。背面にはヘアライン加工が施され、質感も上々だ

 手書き入力用のデジタイザースタイラスも付属。ペンの書き味はなめらかで遅延もなく非常に快適だ。1024段階の筆圧感知対応で、イラスト制作時の「払い」や「にじみ」も簡単に表現できる。付属のペンホルダーを使えば、本体に装着しておくことも可能だ。

付属のデジタイザースタイラスは重量約20g。単6電池1本で、約18ヵ月駆動する

付属のデジタイザースタイラスは重量約20g。単6電池1本で、約18ヵ月駆動する

タブレット向けの高性能なCPUとペン入力認識用のセンサーを内蔵しているだけあって、描画の遅れやカクつきもなく非常に快適に利用できる

タブレット向けの高性能なCPUとペン入力認識用のセンサーを内蔵しているだけあって、描画の遅れやカクつきもなく非常に快適に利用できる

 店頭販売向けの標準仕様モデルではスペックが固定されているが、直販サイト「ソニーストア」限定販売のVAIOオーナーメードモデル「SVT1122A1J」であればより高性能なCPUを選んだり、メモリー容量やストレージ容量を増やすなど自由にカスタマイズできる。現状、もっとも高スペックなタブレットに仕上げることが可能だ。タブレットの手軽さと高いスペックを求める人にぜひおすすめしたい。

 なお、ソニーストアで製品を注文した場合、基本的に送料が無料のほか3年間の長期保証(3年ベーシック)が無償で提供される。

VAIO Tap 11店頭モデルの主なスペック
CPU Intel Core i5-4210Y(1.5GHz)
メモリー 4GB
グラフィックス Intel HD Graphics 4200
ディスプレー 11.6型ワイド(1920×1080ドット)
ストレージ 約128GB SSD
無線通信機能 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0+HS、LTE対応モデルあり
インターフェース USB 3.0、microHDMI、NFCなど
本体サイズ 幅304.6×奥行き188×高さ9.9(LTE対応モデルは10.5)mm
重量 約780g(LTE対応モデルは約830g)
OS Windows 8.1(64bit)

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