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昨年12月から「トレジャーデータサービス」で顧客の動向分析を開始

「無印良品ネットストア」とスマホアプリでトレジャーデータ採用

2014年03月13日 14時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 米トレジャーデータは、同社の「トレジャーデータサービス」が、無印良品を展開する良品計画が運営するネットショッピングサイト「無印良品ネットストア」およびスマホアプリ「MUJI passport」のビッグデータ分析ツールとして採用されたことを発表した。トレジャーデータサービスは、大容量の時系列データを収集・保管・集計することができるクラウド型データマネージメントサービス(DMS)。Webブラウザ内で容易にデータを可視化できる機能や、アドホックなクエリーの実行速度がより高速化されるオプションサービスが追加されている。

 無印良品ネットストアでは、インターネット限定商品やアウトレット商品を含め、衣料品や家具、日用品、食品等、7000点以上の商品を販売しており、ネット限定の各種キャンペーンも展開している。全登録会員数は430万人以上で、平均して毎日11万人超の利用者が同サイトを訪問しているという。良品計画では、無印良品ネットストアにアクセスするユーザーの各種ログデータの収集、保管、分析作業を効率的に行なうことを目的に、複数のビッグデータ分析基盤サービスを検討した結果、トレジャーデータサービスの採用を決定した。顧客のニーズや購買行動等のデータ分析をトレジャーデータサービスのを活用によって実現しているという。

 一方、良品計画が展開するMUJI passportは、商品購入に応じて提供される「MUJIショッピングポイント」を管理することができるほか、無印良品において優待価格でショッピングできる特別クーポンの発行等を行なっている。このMUJI passportの利用状況の把握、分析においてもトレジャーデータサービスを採用。会員数140万人のアプリケーションの利用ログ等のデータ分析を行なっているという。

 良品計画では、トレジャーデータサービスによって利用者のビッグデータ分析を行なうことで、無印良品ネットストアと実店舗である「無印良品」間において、互いに利用者を送客し合える環境の構築を目指すという。

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