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タブレット所有率が高まる一方でアイパッド人気にかげり!?

2014年03月12日 09時00分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 2013年6月から14年2月にかけてタブレット端末の所有率は上昇したものの、アイパッドはシェアを下げ、その人気にかげり見てきたようだ。

 MMD研究所では、タブレット端末に関する調査を過去数回にわたって実施している。13年6月と14年2月の調査結果を比較すると、全体の所有率は20.2%から24.9%へ4.7ポイント増加。そして、13年1月と6月、14年2月の3時点で端末別のシェアの推移を見てみると、3度ともシェアのトップはアイパッドだが、割合そのものは13年1月の62.7%から6月は62.5%でほぼ横ばいだったもの、14年2月には15.1ポイントも下がり47.4%と5割を下回ってしまった。

 アイパッド人気が下がった分、シェアを高めている筆頭はNexus。13年1月の5.3%から6月は9.2%となり、さらに14年2月には15.5%と二桁台に乗せた。ほかは5%台以下の団子状態となっている。

 現在、所有しているタブレット端末の購入時期を尋ねると、最も多いのは13年10~12月の19.5%。以下、13年4~6月の11.8%、12年10~12月の11.3%、13年7~9月の10.7%、13年1~3月の10.1%が続いている。全体的に右肩上がりの増加傾向にあるなか、注目されるのは、13年の1年間に購入した割合が52.1%を占めたこと。ユーザーの過半数が13年中に新規購入もしくは買い替えを行ったわけだ。

 タブレット端末ユーザーにその買い替え予定について聞いたところ、「買い替えを予定している」(17.6%)と「買い替えを検討している」(21.1%)の合計が38.7%となり、約4割が買い替えに前向き。13年以上に14年はタブレット端末市場が活況を呈していきそうだ。

所有しているタブレット端末の種類

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