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アスキースマホ総研 第28回

Xperia Z2とGALAXY S5が話題! MWCで最新スマホを見た

2014年03月18日 11時00分更新

文● アスキースマホ総研

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そのほかの端末も見ていこう
中国メーカーに勢いあり?

ドロイド すでに結構長くなってきたので、どんどん先に進みましょう。ファーウェイもすでに日本で多数スマホをリリースしているメーカーですよね(関連記事)。

スピーディー 7型のファブレット「MediaPad X1」はよかったですよ。大きいのにちゃんと電話ができるんですよ。4.5型ディスプレー採用のミドルレンジ「Ascend G6」、デュアルスピーカー搭載で動画視聴などに最適な8型タブレット「MediaPad M1」も出ていた。

7型ファブレットの「MediaPad X1」。これでしっかり通話もできる

ドロイド ウェアラブルガジェットも出しているんですね。通話ができる「TalkBand B1」は、Android 2.3以降とiOS 5.0以降対応ということで、iPhoneにも対応しているのが面白い。

iPhoneでも使えるファーウェイ製のウェアラブル端末

ドロイド あと中国メーカーではZTE。

スピーディー 昨秋に発表されたIGZO液晶を搭載の4.7型スマホ「ZTE nubia Z5S LTE」に加えて、6型ファブレット「Grand Memo II LTE」が新登場(関連記事)。

ZTEの6型ファブレット「Grand Memo II LTE」

カリー 「グランドメモ」ってなんかすごそう……。

スピーディー もともと「Memo」っていうブランドを展開していて、そのファブレット版だから「Grand Memo」なのかと。ロック画面の解除方法が変わっていて、画面をタップすると指の周りに円ができて、それが一周すると解除になる。2秒ぐらいかかるけど。

 それから、日本でも発表されたパナソニックの「Toughpad」が、Windows Phone版だけじゃなくて、Android版も出品されていた。これを契機に日本でも個人向けスマートフォンを再度出す……とかになるといいんだけど。あと、Oppoっていう中国メーカーの端末も俺好み。リアカメラ部分がクルッと回って、自撮りが高画質で可能になる。これは別に記事を書いたからそっちを見て!(関連記事

カメラ部分が回転するOppoの5.9型ファブレット「N1」。完成度はかなり高そうだ

カリー 「isai」でおなじみのLGはどうでしたか?

スピーディー 4.7型スマホ「LG G2 mini」とフラッグシップモデルの「LG G2 Pro 2」(関連記事)。このまま日本で出るかどうかはわからない。ただし、「Knock Code」というディスプレーの任意の場所をタップしてロック解除するシステムがおもしろかった。

4.7型の「G2 mini」(左)と5.9型の「G Pro 2」。日本に来る可能性はある?

新興国向けスマホが業界の最注目
まだまだ拡大するスマホ市場

ドロイド 私は日本でMWC関連のいろいろな記事を読んだり、ライターさんからの記事をひたすら登録したりしていたのですが、新興国市場向けの端末や戦略が大きな注目を集めていた印象ですね。

スピーディー 日本では海外でいうところのフラグシップ機がお手頃に入手できるけど、世界の多くの地域ではiPhoneやGALAXY Noteには憧れは持っていても、経済的になかなか手が届かない夢の製品だったりする。だから、各社ともフラグシップ機のイメージを受け継いだミドルレンジやローエンドのスマホを投入している。前述の「Xperia M2」はその代表格。

ドロイド NokiaのAndroidスマホである「Nokia X」シリーズもその狙いなんだよね(関連記事)。100ユーロクラスのローエンドのラインナップを埋めるためにAndroidを採用した。でも、UIやデザインは上位のLumiaシリーズのイメージを受け継いでいて、いわゆるAndroidスマホと似通ったものではない。一方で、マイクロソフトがWindows Phoneの次期バージョンでは要求スペックを下げて、ローエンドクラスでも動くようにすると言っている(関連記事)。じゃあ、Nokia Xシリーズはどうなるんだという話だけど。

4型液晶を搭載する89ユーロの「Nokia X」(左)と5型液晶で109ユーロの「Nokia XL」(右)。UIを見ると、Androidスマホとはまったく異なり、グーグル製アプリも基本的に利用できない

カリー Nokia Xシリーズは確かグーグルのサービスを入れていないんですよね。

スピーディー そう。GoogleのマップもYouTubeもない。Nokiaが用意したアプリストアを使う。あと興味深かったのが、メモリー容量などのスペックの違いで10ユーロ刻みで端末が用意されていること。日本のスマホユーザーにとっては、10ユーロは外食1回分かもしれないけど、この端末がターゲットになっている市場では大きな意味を持つということでしょう。

カリー ASCII.jpで25ドルスマホの記事を読んだのですが、注目される理由がわかってきました!(関連記事

スピーディー Firefox OSのMozillaが、中国のSpreadtrum Communicationsという半導体メーカーと協力して開発するプラットフォームね。まだ試作段階で操作はできなかっけど、ちゃんと動いていたよ(関連記事)。メモリーなんて128MBだというのに!

これが25ドルスマホのプラットフォームを利用した開発機。1GHzのシングルコアCPU、128MBメモリーと完全なローエンド級だが、しっかりとFirefox OSが動作していた

カリー スゴイ! これからもスマホユーザーがアジアやアフリカでさらにドンドン増えていくわけですね。

ドロイド ただ、「Firefox OSはローエンド向けに作っているわけではない」ということだから、将来的にはハイエンドなFirefox OSスマホが出てくるかも。KDDIは前から開発表明をしてますしね。楽しみにして待ちましょう!

各自、スペインを表現するよう言ったときの写真。どうも左から、闘牛、フラメンコ、サクラダ・ファミリアらしい。さらに知っているスペイン人について聞いたところ、それぞれドン・キホーテ、カルロス・サインツ、フランシスコ・ザビエルという答えだった

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