「CloudStack」と「UNIVERGE PF」、開発環境全体の構築時間は96%短縮
日本事務器、新しい開発基盤クラウドでNECのSDN製品採用
2014年03月13日 06時00分更新
NECは3月12日、SIベンダーの日本事務器(NJC)が新たに構築したシステム開発基盤において、NECのOpenFlow対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」が採用されたことを発表した。開発環境構築の際のネットワークリソース払い出しにかかる時間を大幅に短縮できるとしている。
NJCでは開発環境の構築自動化や運用管理工数削減を目的として、クラウドプラットフォーム「CloudStack」を活用した新しいシステム開発基盤を自社開発した。そのネットワーク基盤にNECのUNIVERGE PFシリーズを採用し、SDNの特徴を生かしたネットワークの柔軟な構成変更を可能にしている。
同システムの導入により、サーバーやネットワークに関する一連の構築作業がほぼ自動化されている。機器調達から環境構築まで従来1カ月ほどかかっていた開発環境の構築時間が、サーバー仮想化により約3日に、さらにSDN採用により約3時間にまで短縮し、全体では96%の時間短縮になったと発表している。
NJCでは今後、自社事例で得られたSDNのノウハウを顧客への提案に活用し、1年間で5社へのSDN活用システム販売を目指すとしている。