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Google、スペインとイタリアのスパムリンクに警告

2014年03月12日 00時44分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleウェブスパムチームの Matt Cutts(マット・カッツ)氏は2014年3月11日、イタリアとスペインのスパムリンク運用者に対して警告を行った。

同氏は先日、ポーランドでSEO目的の不正なリンク運用者に制裁を科したことを発表しているが、このところドイツ、フランス、米国と世界各国のリンクネットワークを厳しく取り締まっていることを Twitter で頻繁に告知している。今回はその対象国を更に広げ、イタリアとスペインのブラックハットSEO達を排除することを目指す。

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なお、現在まで米国と欧米を標的としてスパム排除に取り組んでいるが、それ以外の国でもウェブスパムは蔓延している。例えばアジア各国は欧米と比較すると (1) Google の取り締まりも(まだ)それほど厳しくないこと、(2) SEO が十分に理解されておらず正しい理解をしていないウェブマスターが少なくないこと、さらに(3) 自国内でのリンク提供ビジネスが立ちゆかなくなった一部の業者が(Googleの取り締まりが比較的緩い)アジアにシフトしたこと、(4) リンク生産コストが安い、といった複数の要因もあり、検索結果の一部は汚染されてきている。

Enlaces no naturales en sitios web y solicitudes de reconsideración
http://googlewebmaster-es.blogspot.jp/2014/03/enlaces-no-naturales-en-sitios-web-y.html

一連のツイートの中で、まだカッツ氏は日本を含むアジアには言及したことはないが、一部のディレクトリ登録やプレスリリース配信という体裁の有料リンク販売会社が駆逐されたように、日本国内のスパム取り締まりも厳しくなってきている。

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