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CeBIT 2014リポート(1)

IoT時代到来の予感

2014年03月12日 07時00分更新

文● アスキークラウド編集部

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3月10日、独ハノーファーで開幕した情報通信技術の展示会「CeBIT 2014」。今年は主催者側の「IT. Business. 100%.」というコンセプトに従ってビジネス寄りにシフトしたものの、展示内容そのものは出展社にゆだねられているため一般来場者が未来のテクノロジーを垣間見る出展は盛りだくさん。世界最大規模のハノーファー国際見本市会場を舞台に10テーマのトピック出展、7テーマの特別出展、それにカンファレンスやラウンジ展示といった膨大な見所の中から、ポイントを絞ってリポートする。

 メインエントランスすぐの一等地を確保していたのは、「デジタル・ビジネス・ソリューション」のトピック出展コーナー。ここでのポイントは、ズバリ「IoT(Internet of Things)」、さまざまな製品がネットワークにつながって新しい価値を生み出す世界だ。

 通信事業者のドイツテレコムのブースでは最新スマートフォンの展示も華やいでいたものの、生活の領域、主に外出中に身の回りにあるものをネットワークに接続して情報を得る試みがブースの中心を占めていた。

車の車両状況と現在位置の情報をクラウドに記録して、スマートフォンなどから閲覧する「CONNECTED CAR」

リモワやエアバスとの協業による「Bag2Go」は、飛行機に乗っている時に預けるトランクのトラッキングが可能。また最終到達地をトランクの液晶パネルに表示するため、毎回紙のタグを付ける必要もない

 車と言えばドイツのお家芸の一つ。フォルクスワーゲンのブースもスマートカー中心だ。

エンジンの始動や車両の状況をスマートフォンから管理する「MY CAR」。もちろんGPS情報も表示できる

エンジンの始動や車両の状況をスマートフォンから管理する「MY CAR」。もちろんGPS情報も表示できる

トラック「MAN」シリーズは現在位置や車両の状況、故障の有無といった情報をクラウドに集め、ロジスティクス業務の効率化を計る

トラック「MAN」シリーズは現在位置や車両の状況、故障の有無といった情報をクラウドに集め、ロジスティクス業務の効率化を計る

集配業務を想定して考えられている「eT!」。定常ルートの自動運転を実現する

集配業務を想定して考えられている「eT!」。定常ルートの自動運転を実現する

カーナビの操作をジェスチャーで実施するコンセプト。なぜジェスチャーなのかと聞いたところ「アームレストに肘をおいたまま楽に操作できるから」とのこと

カーナビの操作をジェスチャーで実施するコンセプト。なぜジェスチャーなのかと聞いたところ「アームレストに肘をおいたまま楽に操作できるから」とのこと

 しかし実は、いちばん注目を浴びていたのは、ディーゼルと電気のハイブリッドカー「XL1」。やはりスマートテクノロジーも純粋な車の魅力には勝てなかったようだ。

限定200台の「XL1」。マグネシウムボディーで窓もプラスチック素材を採用するなど徹底的に軽量化。高い省エネ性能とスポーツカーとしてのパフォーマンスを発揮するという

限定200台の「XL1」。マグネシウムボディーで窓もプラスチック素材を採用するなど徹底的に軽量化。高い省エネ性能とスポーツカーとしてのパフォーマンスを発揮するという

 インテルはエネルギー問題の解決のために、スマートデバイス/ビッグデータ/IoT/インターネットセキュリティーの4分野による解決を提案。クリスチャン・モラレル副社長が「インテルは、エンド・トゥ・エンドでソリューションを提供できる唯一の企業」であるというように、ブースでは各社のデバイス展示に加えて、パフォーマンスではなくエネルギー問題の解決に貢献するというスタンスでソリューションを紹介していた。

例えばケーブルモデムの「PUMA 6」もそのパフォーマンスや機能ではなく、ネットデバイスをいかに効率化してエネルギーを抑えられるかを訴求

例えばケーブルモデムの「PUMA 6」もそのパフォーマンスや機能ではなく、ネットデバイスをいかに効率化してエネルギーを抑えられるかを訴求

 IoTによって大量のデータが蓄積されば、当然ビッグデータの活用も大きなテーマになる。案の定、マイクロソフトやIBMといった企業のブースでは、ソーシャルCRM、ERM、在庫管理やロジスティクスの改善につながる渋いソリューションが多数展示されていたが、SAPはその技術を使っていかにもドイツらしい(かつ展示会向き)の展示で来場者を集めていた。

サッカーのゲーム状況をリアルタイム解析するソリューション。映像解析を中心に個々の選手ごとに膨大なデータをリアルタイム処理するため「SAP HANA」のインメモリー技術が必須だという

サッカーのゲーム状況をリアルタイム解析するソリューション。映像解析を中心に個々の選手ごとに膨大なデータをリアルタイム処理するため「SAP HANA」のインメモリー技術が必須だという

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