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ネット広告は動画へ、2017年には13年5倍の640億円規模

2014年03月10日 05時46分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 シード・プランニングの調査結果によると、国内のインターネット動画広告市場は、2012年の40億円から13年に132億円と約3倍に規模が膨らんだ。

 動画CMと言えばこれまではテレビCMが中心だが、パソコンのみならずスマホやタブレットで動画共有サイトの動画を視聴するユーザーが増えてくると、にわかにネット動画広告に対する関心が高まってきた。ネット動画は自社サイトやECサイトと連携しやすいほか、キャンペーンなどと連動させられるメリットがある。視聴時間を自由に設定できることから、既存の広告手法よりも十分に訴求できる内容にまとめられる点も魅力だ。

 また、SNSを介してユーザー間で拡散させることで、視聴回数を飛躍的に高められる可能性も広がる。この点では、従来の広告手法ではリーチできない若年層などに訴求する機会も増えるだろう。

 同社では、13年の国内インターネット広告市場規模は6576億円と推定しており、ネット広告に占めるネット動画広告の割合は1割に満たないが、高い成長性を見込んでいる。ネット動画広告市場気規模は14年に200億円、15年に300億円を超え、17年には13年比で約5倍、640億円規模にまで拡大すると予測している。ネット広告は動画の時代へ向かっている。

国内のインターネット動画広告市場推移と予測(億円)

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