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エプソン「Endeavor TN10E」はビジネス向けタブレットの大本命 第4回

持ち運びやすさとスタミナ面では十分な性能

「Endeavor TN10E」の持ち運びやすさとバッテリー性能をチェック

2014年03月13日 11時00分更新

文● 高橋量

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オプションフル装備でも軽くて持ち運びやすい

 ロードテストの第1回でもサイズと重量について軽く触れたが、ここではもう少し詳しく紹介しよう。

 「Endeavor TN10E」のフットプリントは約幅297×192mmで、A4サイズ(幅297×奥行き210mm)と幅は同じ。奥行きが8mm短いが、ほぼ同レベルの大きさだ。

サイズは約幅297×192mmでA4用紙とほぼ同じ大きさ

 A4用紙が入る場所であれば、たいてい「Endeavor TN10E」も収納できるだろう。たとえば仕事で使う書類ケースにも入るはずだ。ただし高さ11mmは標準的なA4コピー用紙110枚ぶん(1枚あたり0.1mmとした場合)に相当するため、薄手のケースやクリアファイルでは納まりきらない可能性がある。とはいえ11.6型のタブレットで11mmの高さは十分薄く、持ち運びにはなんら問題はない。

本体の高さは11mm。フットプリントが大きめなので、実際に手にすると数値以上に軽い印象を受ける

 カタログ上の重量は約780gとなっているが、実際に計測してみたところ792gだった。片手で長時間使い続けるとやや疲れを感じる重さだが、持ち運びは苦にならないはず。

本体の重量を実際に計測してみたところ792gだった

 コンパクトな「Endeavor TN10E」は収納場所を選ばないものの、持ち歩きの際にはやはり専用カバーを使いたい。オプションとして用意されている液晶カバーを使えば、画面を傷や汚れなどから保護することが可能だ。

液晶ディスプレーを保護するオプションの液晶カバー

カバーを変形すれば本体を自立させることが可能

 液晶カバーの重量は実測で203g。本体と合わせると995gとやや重くなるが、カバー付きであることを考えればやむを得ないだろう。個人的にはまだ許容範囲内の重さだ。

液晶カバーの重量は実測で203g

 もうひとつ外出先で利用したいのが、オプションのデジタイザーペンだ。専用センサーによるペンの書き味は抜群で、素早く快適にメモを記録できる。前述の液晶カバーには、オプションのデジタイザーペンを収納できるペンホルダーが用意されているので、ぜひ一緒に持ち歩きたい。

快適に手書き入力できるデジタイザーペン。長さは116mmで直径は9.5mm

液晶カバーのペンホルダーにデジタイザーペンを収納可能

デジタイザーペンの重量は実測で16gだった

 本体と液晶カバー、デジタイザーペンそれぞれの重量について、実測値を合計すると1.1kgとなる。ちょっと重くなってしまった印象が強いが、カバーとデジタイザーペン込みの重さだと考えれば納得できるだろう。外出先でも便利に使えるフル装備の状態でこの重さなら十分快適だ。

(次ページ、「実際のバッテリー性能を現実的なテストで検証」に続く)



エプソンダイレクト株式会社
 

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