普段使いには十分なパフォーマンス
今回試用したモデルは、CPUに4コアのCeleron N2920(1.86GHz/TB時最大2.0GHz)を採用し、2GBのメモリと64GBのSSDを搭載したもの。モバイル向けの省電力なプロセッサのためCore iシリーズを搭載したノートに比べると性能面では不利だが、Officeなどのビジネスアプリは十分快適に動かすことができる。
そこで、いくつかのベンチマークを実行して性能を測ってみることにした。まず、コマンドプロンプトからWindowsのシステム評価ツール(Windows 8以前の「Windows エクスペリエンス インデックス」に相当)を実行してみたところ、下の表のような結果になった。
Windows システム評価ツール | |
---|---|
基本スコア | 3.8 |
メモリー | 5.5 |
プロセッサ | 5.8 |
グラフィックス | 3.8 |
ゲーム用グラフィックス | 3.9 |
プライマリ ハードディスク | 7.75 |
グラフィックスやゲーム用グラフィックスは低めだが、メモリやプロセッサは意外に高めの数値が出ている。モバイルノートとしては、十分な性能と言えるのではないだろうか。
続いてPCMARK 8 HOME(最新のバージョン2.0.204)では、下図のようにスコアが1206となった。決して高い数値ではないが、Webブラウズなどは十分快適に行える性能だ。
PCMARK 8 HOME CONBENTIONAL 3.0スコア | |
---|---|
HOME Score | 1206 |
Web Browsing - Amazonia | 0.18382s |
Web Browsing - JunglePin | 0.56017s |
Writing | 8.4s |
Casual Gaming | 5.7fps |
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 | 30fps |
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 | 272ms |
Advanced Photo Editing part 1 | 2.1s |
同様に、3DMARKも試してみたところ、「CLOUD GATE」が1366、「ICE STORM」が18555となった。
また、「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。ストレージがSATA接続のSSDということもあって、タブレットとしてはかなり高速。RAMが2GBしかないにも関わらず、使用していて動作が引っかかる感じがなかったのは、性能のよいストレージを搭載しているのも理由のひとつだろう。
このほか、「モンスターハンター フロンティア ベンチマーク 大討伐」では、1280×720ドットの設定でスコアが817程度となった。最新のゲームを快適に楽しめる性能ではないが、昔のゲームやあまり性能を要求されない軽いゲームなら十分楽しめるといったところだろうか。
(次ページ、「ノートとしては優秀なバッテリーの持ち主」につづく)