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ディスプレーを分離できるギミックがユニーク

タブレットにもノートにもなるハイブリッドPC「HP Pavilion 11-h100 x2」

2014年03月24日 10時11分更新

文● 山口優

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普段使いには十分なパフォーマンス

 今回試用したモデルは、CPUに4コアのCeleron N2920(1.86GHz/TB時最大2.0GHz)を採用し、2GBのメモリと64GBのSSDを搭載したもの。モバイル向けの省電力なプロセッサのためCore iシリーズを搭載したノートに比べると性能面では不利だが、Officeなどのビジネスアプリは十分快適に動かすことができる。

 そこで、いくつかのベンチマークを実行して性能を測ってみることにした。まず、コマンドプロンプトからWindowsのシステム評価ツール(Windows 8以前の「Windows エクスペリエンス インデックス」に相当)を実行してみたところ、下の表のような結果になった。

Windows システム評価ツール
基本スコア 3.8
メモリー 5.5
プロセッサ 5.8
グラフィックス 3.8
ゲーム用グラフィックス 3.9
プライマリ ハードディスク 7.75

 グラフィックスやゲーム用グラフィックスは低めだが、メモリやプロセッサは意外に高めの数値が出ている。モバイルノートとしては、十分な性能と言えるのではないだろうか。

 続いてPCMARK 8 HOME(最新のバージョン2.0.204)では、下図のようにスコアが1206となった。決して高い数値ではないが、Webブラウズなどは十分快適に行える性能だ。

PCMARK 8 HOME CONBENTIONAL 3.0スコア
HOME Score 1206
Web Browsing - Amazonia 0.18382s
Web Browsing - JunglePin 0.56017s
Writing 8.4s
Casual Gaming 5.7fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 30fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 272ms
Advanced Photo Editing part 1 2.1s

 同様に、3DMARKも試してみたところ、「CLOUD GATE」が1366、「ICE STORM」が18555となった。

 また、「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。ストレージがSATA接続のSSDということもあって、タブレットとしてはかなり高速。RAMが2GBしかないにも関わらず、使用していて動作が引っかかる感じがなかったのは、性能のよいストレージを搭載しているのも理由のひとつだろう。

 このほか、「モンスターハンター フロンティア ベンチマーク 大討伐」では、1280×720ドットの設定でスコアが817程度となった。最新のゲームを快適に楽しめる性能ではないが、昔のゲームやあまり性能を要求されない軽いゲームなら十分楽しめるといったところだろうか。

Windows システム評価ツールの結果。赤枠内がスコア

PCMARK 8 HOMEのベンチマーク結果

3DMARKのベンチマーク結果

「CrystalDiskMark」のベンチマーク結果

「モンスターハンター フロンティア ベンチマーク 大討伐」のベンチマーク結果


 

(次ページ、「ノートとしては優秀なバッテリーの持ち主」につづく)

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