今、買うべき春デジギア2014 第5回
ASCII.jp編集部 スピーディー末岡がオススメ
「RT-N66U」は“買い”だ! —NASに迫る驚異の高機能11n無線LANルーター
2014年03月14日 11時00分更新
最大450Mbps(5GHz)+最大450Mbps(2.4GHz)の高速通信
RT-N66Uは5GHz/2.4GHzの帯域を利用できるデュアルバンド対応無線LANルーターだ。通信速度は最大450Mbps(5GHz)+最大450Mbps(2.4GHz)。3×3 MIMO対応のデバイスや無線LAN子機があれば、高速な無線通信を利用できる。
本体サイズは幅207×奥行き35.5×高さ148.8mmで、重量は450g。3本のアンテナは取り外しが可能な外付け式だ。最近はアンテナを内蔵するタイプの無線LANルーターが多いため、アンテナ部分まで含めた本体サイズはかなり大きな印象を受ける。だが、付属のスタンドで自立させれば接地面積はそれほど広くなく、さらにアンテナの向きを調整することで電波感度が向上するメリットを考えれば、このデザインは「アリ」だろう。
離れた場所でも快適に通信できる
ビームフォーミング機能「AiRadar」で狙い撃ち
また、このアンテナに加えてビームフォーミング機能「AiRadar」に対応している点もポイントだ。「ビームフォーミング」とは、対象となる無線LANクライアントに向かって電波を集中することで通信の安定性と速度を向上させる技術。クライアント側の対応も必要となるが、デバイスの位置を検知して電波の受信範囲を自動的に最適化するので、安定した無線通信が可能となるのだ。たとえば、これまで電波の届きにくかった家中の離れた場所でも快適にウェブや動画のストリーミングを楽しめるようになる。
「Broadcom BCM4706」、256MBメモリー搭載
マルチタスクで最大30万データセッションの処理が可能
さらに通信データを高速に処理するために、プロセッサーとしてMIPSアーキテクチャSoC「Broadcom BCM4706」(600MHz)を搭載。メモリーはDDR2の256MBで、最大30万データセッションの処理が可能なマルチタスク性能を実現している。ホームユースはもちろん、数十人規模の企業で問題なく利用することが可能だ。
企業にも便利、2回線に接続する「デュアルWAN」機能
企業で利用する場合には、ふたつのネット回線に接続する「デュアルWAN」機能を活用したい。RT-N66UではLAN端子のひとつをWAN端子として別の回線に接続したり、USBケーブル経由でモバイルルーターの回線を利用することが可能だ。ふたつの回線を同時に使うことでネットワークへの負荷を分散したり、回線障害発生時に予備回線への自動切り替えが行なえるのだ。
USB 2.0端子に外付けHDDを接続可能
大容量タイプをそのままつなげるNTFS形式をサポート
背面のUSB 2.0端子を利用すれば、外付けHDDのようなストレージやプリンターを手軽に接続できる。外付けHDDをNASのように使ったり、プリンターを複数のユーザーで共有することが可能なわけだ。写真や音楽を保存したUSBメモリーを接続し、手軽なDLNAサーバーとして活用するのもアリだろう。
接続可能なHDDの対応フォーマットは、FAT16/32、NTFS、Linux用のEXT2/3だ。注目したいのはNTFSサポートで、実は他メーカーの無線LANルーターには非対応製品が多い。RT-N66Uなら、ショップで買ってきた大容量HDDをフォーマットしたりせず、そのまま接続できる。ちょっとしたことのように思うかもしれないが、初心者にとって非常に分かりやすく、大容量HDDを使いたい上級者にもうれしい特徴なのだ。
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